2006 年 5月
徒然日記

5月 27日 (土) 真面目すぎる君へ

 ヤクルトスワローズ四連勝。
 いやー強い強い、今日も完封リレーだからね。投手陣の調子が上がってきたことと、リグス・ラロッカ・ラミレスら外人三人の活躍がいい。
 もちろん、岩村、青木、そして地味に活躍中の宮出、投打がかみ合っている結果だ。

 昨日はバイトでまたまた夜遅くなったので寝た。
 終電だったけれど、ちゃんと自分の駅まで行けたから良かったよかった。

 本日はサークルの打ち合わせに行き、夜は巨人−ロッテの試合を見に東京ドームへ。
 実は僕、ヤクルトファンといっておきながら巨人戦を見た回数が一番多い。もちろんアンチ巨人なので毎回相手チームを応援している。
 だけど、今日はどっちを応援しようか悩んだ。
 巨人には負けて欲しい、だけどロッテが勝つと交流戦の順位が……(ロッテは交流戦二位)
 でもだからといって巨人を応援する理由にはならないので、しっかりとロッテを応援してきました。巨人ファンに囲まれながら。

 ウィーラブラブラブ、ラブマリーンズ♪
 あー、歌いたかった。
 「ビバ・ジャイアンツ」に囲まれながらそう思う僕でしたとさ。

 勉強にはなった。
 特に今日は走塁を見ていた。リードのとりかたとかね。あー野球してぇ。


 「異戦国志6 政宗起つ」「異戦国志7 家康謀反」
 ふふふ、順調にまた読み進めている。
 舞台は九州から東北・関東へ。もはやこの辺になるとファンでもなければ知らない人物続出。
 だんだんとパターンが見え始め、さらに合戦の面白さも半減しマンネリ化しつつあるのだが……大丈夫かな。
 きっとこのあと面白い展開があるのだ! なにせ役者は揃っている。
 真田幸村とか徳川家康とか伊達政宗とか!
5月 25日 (木) ベル

 重い体を最終列車に乗せてー♪
 昨日バイトが終わったのは午前零時、最終電車に乗ったら自分の住む駅まで行かない。

 つまり、だ。
 帰れない。

 夢をーすててー私ー帰れないー♪

 いや、帰ったよ、一駅だけだったからね、歩いたさ。

 午前一時ごろ、雨に打たれながら帰宅……タクシーなんて使えない、だって高いもん!
 たったの三キロだと、簡単に考えていた僕が愚かだった。だが、時は既に遅かったのだよ。

 たかが三キロ、されど三キロ。
 帰ったら風呂入って午前二時ごろ就寝、今日の朝は辛かったぜ!

 Q:そんな生活を明日もすることになりそうですが、どうしたらいいですか?
 A:……どうすることもない、ただ、目の前にあることをこなしていくだけだ。

 頑張ろう、今はまだ身体を酷使してもなんとかなる、若いんだから。
 というかこの程度で酷使とか何とか偉そうなこと言っていられるか!


 ヤクルトスワローズのガトームソン投手がノーヒットノーランという偉業を達成!
 これで石井一久、高津、さらに川島さえ回復すれば投手王国スワローズの復権は近い!?
 ……相手が楽天であると言うことさえなければ、もっとよかったんだがなぁ。


 「ダ・ヴィンチ・コード」読破。
 最初から一気にその世界に引き込まれ、後はあっという間だった。
 主人公のラングドン教授と共に、自分が本当に謎を解いているような感覚、どんでん返しの後に控えるどんでん返し、複雑に絡み合う複線、次から次へと現れ る謎、もう離れられない。
 具体的に書いちゃうと、それがネタバレになっちゃうのでもう何も書けない。しかし、最後まで息をつく暇を与えない小説であったことは確か。文句無しの五 つ星。
 何故引き込まれるか、については多少だが言える。
 というのも、この作品、視点移動を非常に巧みに使っているのだ。

 小説を書いているとわかるが、どうしても物語の展開上中だるみが発生してしまう。ここで飽きられて読むのを中断されてしまうとアウト。飽きられなくて も、ちょうど区切りがいいから中断しよう、という気を起こされてしまう可能性は十分にある。
 だが、この作品では短く区切り、かならず最後の部分は気になるワードを残す。よくテレビのドラマや連載漫画で見られる手法。これで早く次が読みたくな る。
 ……と思ったら、いきなり場面が移り変わる。早く本編の先を読みたい読者はとにかく読んでしまう。するとその場面でも急展開を迎える。すると今度は本編 でも中だるみを迎えるが、もう一つの場面の展開が気になって読んでしまう。
 ……なんと言ったら良いのだろう、よくハリウッド映画のラストシーンでは色々なシーンがめまぐるしく移り変わっていくが、まさにあんな感じ。それが終始 続く……と言ったら大丈夫かな?
 それに加えて、ミステリーのキーはダ・ヴィンチの有名な絵画に潜む謎。この二つが見事に組み合わさっているのだ、面白くないはずが無い。

 村上春樹の「海辺のカフカ」でも二つのシーンを交互に繰り返すことで早く先が読みたくなる仕様になっているが、とにかくこれは上手くいけば非常に効果的 だと思う。

 じゃあ僕も真似したらいいか?
 そんなことはない、実はこれ、超ハイレベル。
 何故なら視点移動が読者に伝わらなかったら読者が大混乱。それこそ内容がどんなに面白くとも一発アウト、即挫折ですな。

 だが、ダン・ブラウンはこの諸刃の剣をうまく利用した。
 型にはまれば最強クラスの武器なのだ、型にはまったときの威力は計り知れない。

 ……偉そうなこと書いたけど、つまりこういうこと。
 「ダ・ヴィンチ・コード」はベストセラーであるべきパワーを持っていた。


 さてやっと読みたかった本が片付いたので、次からは再び異戦国志に移りたいと思います。
 次はいよいよ伊達政宗……騎馬鉄砲隊登場するかな?


 一言メッセージ、いわゆるWEB拍手だけど、最近小刻みに押されている。
 なんか嬉しい。
 でもメッセージがあったらもっと嬉しい。
 なんて、ちょっぴり贅沢なことを言ってみたり。


  _, ,_  ノーヒットノーラン達成した選手の名前ぐらい正確に覚えろ!
 ( ‘д‘) 
   ⊂彡☆)))Д´) ←toki
5月 23日 (火) 雨模様

 今年の五月はひたすら雨が多いと思わないか。
 隔日日記となりつつあるが、これは仕様です。

 シナリオを打っていたり、本を読んだり、レポート書いたり、小説書いたり、野球やったり、そんな日々を過ごしている浅葱つくみ。
 たまには何かアクセントが欲しいよね。毎日がドラマチックだといえばそうとも言えるけどさ。

 そんなわけでだ、小説を書いた。
 というか水面下で書いていた。
 というわけで公開だ。一ヶ月ぶりの更新だぜ!

 タイトルは、螺旋階段。

 今作は今までで一番ワケのわからない作品に仕上がった自信がある。
 というか、一体僕はどうしてこんな作品を書いてしまったのかが自分でもわからない。
 毎回言っているような気もするが、今回も言っておこう、今作は浅葱つくみ作品至上 もっともイカレた作品だ、と。
 前置きはいいか、とりあえず読んでいただけたら幸いです。


 昨日今日の読書はこんな感じ。
 「異戦国志」の六巻だと思いきや……?
 昨日は「半分の月がのぼる空6」、今日は「ダ・ヴィンチ・コード(上)」を読んだ。

 前者は五巻で完結した物語の後日談。
 今までの物語の舞台だった病院は今回ほとんど登場せず、高校生活が描かれている。
 蛇足のような気もするけれど、脇役だった人物たちのその後もちゃんと描かれ、もちろん主人公とヒロインの未来も描かれている。おかげですっきりとはし た。
 余韻を残したければ五巻でストップしておくべきだけど……悪くは無かった。

 後者はもはや語る必要なし!
 今まさに大流行中の作品ですな。
 本当は半年前ぐらいから読むように渡されていたんだけど、全然読んでいなかった僕。映画化もされたし、今読まなかったらいつ読む! という感じがしたの で読んだ。
 ……ノンストップ列車、下巻まで突っ走るしかないと思った。
 背筋がぞくぞくするような感覚、そう、これだ、僕の大好きな世界は。

 まったく感想文になっていないけれど、感想を書く=ネタバレに直結しちゃうからマズい。
 とにかく、面白い。陳腐だが今言えるのはこれだけだ!
5月 21日 (日) 狙いはいつもあの左中間

 昨日はサークルの紅白戦。
 紅白戦ということでスタメン出場させてもらいました。守備位置はレフト、引っ張った打球が飛んでくるが、肩が弱くともなんとかなる守備位置。最悪後ろに 逸らさなければいい。

 んで、ランナーが二塁にいるときの初打席でレフト前ヒットが打てたので非常に嬉しかったり。
 初打席初安打で初打点ー、電撃デビューですな。
 その後は四球、ショートライナーだったけれど、打率は五割、出塁率は六割六分ーいえい!


 そんなわけで、今週末は本を読んでいません。
 今日? 今日は友人宅へ遊びに行っていたので読んでないや。
 だから「異戦国志」は五巻止まり。また明日からですな。


 戦国時代は色々な人物が登場し、活躍するために面白いと思う。
 信長とか秀吉だけではなく、九州では島津・大友・龍造寺、東北では上杉・武田など、各地でドラマが繰り広げられる。
 だから、今まで興味を持たないで来た人たちも知っておくといいと思う。

 例えば、伊達政宗の父親、伊達輝宗が人取り橋というところで人質にとられ、やむなく政宗が鉄砲で父親もろとも相手を撃つシーンがあるが、こういった場面 は下手なドラマよりも感動的だ。作者の文章力にもよるけど。
 小さいころ、火の鳥文庫という文庫の「伊達政宗」を読んだとき、このシーンは本当に記憶に残ったもん。
 「わしのことは構うなっ! 伊達家のために撃て!」
 「父上!」
 「何をためらっておるのだ! 早くするのだ!」
 「う、撃て!」
 ……と涙を流しながら鉄砲隊に命令する政宗。あー泣ける。

 余談だが、火の鳥文庫の「徳川家康」は松本清張が書いていて、すさまじく文章力が高い。

 他にもたくさん、戦国時代はドラマの宝庫なのさ。
 竹中半兵衛の十数人での稲葉山城落としとか、信長による髑髏の杯とか(最後のはちょっとおかしいぞ?)。

 ただ注意。
 間違っても異戦国志は手に取らないように、きっと間違った知識ばかりが入ってくる。
5月 19日 (金) 青いベンチ

 卒業アルバムが家に届き、思い出に浸ること数分……だめだ、読めない。
 きっと今の僕に対してはなにものにも勝る超一級殺人兵器となり得るだろう。
 でだ、僕がいない。何故だかわからないけれど、僕がいないのだ。クラスページに。
 いや、探せばいると信じているけどね、探す気力がないや……。

 記憶は色あせて、時と共に風化してしまう。
 僕としてはそれを望みたい、決して高校生活で嫌なことがあったわけではないのだが、過去の自分を見るということが僕にとって何よりも嫌なことなのだ。
 新しい一歩も踏み出しているわけだし、過去を振り返っている場合ではないんだよ。それはもう少し大人になってからでも遅くは無いはず。


 野球の話題だが、ヤクルトがここんとこ快調。
 交流戦いまだ一敗というからスゴい。西武・楽天三タテですよ、ええ。

 それとは関係ないのだが、明日はいよいよサークルの紅白戦。
 なんか天気が怪しすぎるのだが、とりあえず初めての試合ということで……わくわく? 晴れたらいいね。


 「異戦国志5 九州大返し」を読んだ。
 中国大返しならぬ九州大返し。
 四巻にて織田信長に殺された秀吉。自国を守るべく島津と交戦中の黒田官兵衛が九州を平定し姫路へと駆け戻る……! というもの。
 だが、そんなのは本当に小さい内容だ。一番大きいのは立花道雪が最高の見せ場を迎えたことだ。
 立花道雪とは、雷に打たれ半身不随になったがその雷を切ったといわれる名刀「雷切」を片手に輿に乗り、戦場を暴れまわった、ある意味大友家最強の武将。
 何故か戦国無双2ではその娘だか誰だかわからない人物が登場しているが、鍋島直茂や島津義弘のような猛将ぞろいの九州においてかなり目立つ存在であった ことは確か。
 この巻では大友・龍造寺・豊臣連合軍対島津という謎の戦いが描かれているが、彼は先鋒を引き受け(しかも加藤清正、鍋島直茂とともに!)、華々しく散る のだ。
 ここまでくると、もうやりたい放題ですな。きっと作者はこの三人が好きなんだよ。
 真田幸村も思いっきり活躍するし、思いっきり趣向が現れた作品ではあると思う。

 ちなみに島津は敵役として描かれていたが、僕は関ヶ原の合戦にて勝敗が決した後に突撃をしかけた島津義弘が大好きです。だからこそ家康は島津を恐れたの だ!
 だんだんと日記の内容がコアになってきたぞ?

 あまり活躍の残っていない人はバタバタ死ぬ。
 有名な武将は生き残る。
 そんな、わけのわからない、小説です。
5月 18日 (木) 桃

 美味しいよね。

 ……と、意味不明な書き出し、それはおいておいて。

 今日は普通に学校生活を送った。だいぶ慣れてきて、授業も順調にこなしている。それでも難しい科目はいくつかあるのだがね。
 木曜は三時間目と五時間の間に授業が無いため、いつも図書室で過ごしている。
 大学入ってから図書室の利用率はきわめて高い、資料の貸し出しは利用していないが、窓際の指定席にてゆったりと本を読んでいるのさー。
 時々指定席が埋まっていることもあるけど(指定席じゃない!)。

 というわけで、本日の読書は……どんっ!
 「異戦国志3 九州群雄伝」「異戦国志4 大坂落城」
 はっはっは、すんげー順調。借りたのは日曜だから、今週四冊目……一日一冊ペースですな。月曜は読んでいないけどね。
 でもまだ25%にも満たない。なにせ全十三巻ッ! だが、このスピードは貸してくれた友人にとっても予想できなかったに違いない。

 バファリンの半分は優しさでできています。
 異戦国志の過半数は合戦シーンでできています。

 もうさ、どの話を読んでも合戦ばかり。
 残りは何かって? 謀略シーンかな?
 人情を感じさせる場面がほとんどなーい! 加藤清正と福島正則のコンビがいい感じで血なまぐさい合戦シーンに清涼感を与えてくれるが、はっきり言って息 をつく暇が無い。
 きっと作者はずっと悶々と戦国時代の合戦について考えているに違いない。
 読んできて思うがスケールは大きい、それ故に文章力という面がひどくもったいない。ところどころ十八歳でもわかる誤用があり、そのたびごとに「あーあ」 なんて思うことも。

 それと気になるのは、歴史が大きく変わっているはずなのに、ところどころで修正を加えるかのようにありえない事件が起こること。
 たとえば茶々。淀君といえば有名だが、豊臣秀吉の妻で豊臣秀頼の母親。
 確かに柴田勝家が生き残っていて、お市の方も生き残っていたら茶々とは結婚できるはずも無い。だが、なんと茶々は家出して秀吉の下へ!
 東北から大阪まで歩けるのか? 信長の姪が!? お姫様だよ? プリンセスだよ?
 「こうして生まれた子が、後の豊臣秀頼である」なんてナレーションつけられちゃったけどさ! それは忠実の出来事であって異戦国志では豊臣秀頼になれる のかわからないハズ。それをあたかも未来から見ているかのように書く。なんたることだ。
 そもそもどうして関白にもなれない秀吉が豊臣の姓を受け賜わることができるのだッ!

 三巻では島津が大暴れ。
 四巻では徳川家康のあくどさが光る。

 このわけのわからない戦国史、一体どうなっていくことやら……。
5月 17日 (水) ちりぬるをわかよたれそつ

 夜十時過ぎにポテトチップスをコーラで流し込むというアメリカンでかつ最高に健康に悪そうなことをしながら書いております。

 本日はサークルの練習。
 ファーストではなく外野を練習……だがフライが捕れない。
 落下地点がわからず前に突進というのが現在のパターン、下手に捕りにいくよりも後ろで構えたほうがいいのかな、ワンバウンドが頭上をこえていくという事 態が多々あったし。
 上手くなっている実感があまりわかないのだが、まだまだこれからだと思っている。精一杯やりたい、だって自分が好きなことをやれているのだから。

 しかし……このコーラはマズい。
 40円だとこの程度か。やはりコカコーラやペプシのようなブランドは偉大だ。

 今日は「異戦国志2 真田風雲録」。順調に読み進めている。
 題名からわかるとおり、今回は真田家の戦が中心。
 読んでて思う、絶対作者は真田好きだ、と。
 一巻での真田信幸と本田忠勝というありえない一騎打ちからも伺えるが、とにかく真田の活やくっぷりが目立つ。
 もうね、どこからどこまでが実際にあった話かわからない……。これ、どこの歴史シ ミュレーションゲーム?
 本田忠勝の娘の小松と、本田忠勝に捕まってしまった信幸がちょうどいい感じで恋に落ちたのだが、実際には政略結婚だった……ハズ。結局真田信幸は忠実ど おり徳川側につくっぽい。
 ……実際には真田の名を残すために、どっちが勝ってもいいよう兄の信幸を東軍、弟の幸村を西軍へと分けたんだけどな。

 ちなみに豆知識だが、関ヶ原で負けた真田昌幸・幸村親子の首を刎ねるのを「身内だから」という理由で思いとどまらせたのは小松姫。
 薙刀を持って城壁の上から一喝し相手を退けたという話も残っているぐらいだし、小松姫は父親譲りのパワーを持っていたのだと思われる。
 ついでに、父親の本田忠勝と言えば「家康に過ぎたる者」として言われるほどの猛将。徳川最強どころか日本最強といっても過言ではない。
 だからといって、一騎打ちを好むような性格だったとは思えないのだが!?

 ずいぶん話がそれたけど、とにかく今回は真田大活躍!
 北条家のアホっぷりがたくさん見られた。もうね、典型的なダメ悪役とされているね、北条家。カワイそうに。

 アホッぷりといえば、森可成。
 織田家の忠臣だったはずが謀反の疑いをかけられ殺される。
 ……この境遇には納得いかないんだけどなぁ。

 この本は、歴史小説ではない! 戦国武将を使った二次創作だ!
 そんなわけで歴史を普通に楽しみたい方には(今の段階では)全然オススメできない……中世の戦いが好きな人は読むといいかも?
 ただ、よく考えられているなぁという気はするけどね。やっぱり戦国オタクだって、書いているの。
5月 16日 (火) あれれ、おかしいぞ?

 ホントはね、毎日更新しようと頑張っているわけですよ。
 小説をアップしないからさ、せめて日記でも続けないと来て下さった方に申し訳ないからね。

 だけど、午前零時に帰ってきても日記を書かないといけないというのはいささか酷ではないだろうか。
 いやー……もろに夜に弱いということを露呈した昨日のバイト。
 終電に初めて乗ったよ、大変だったよ。
 大丈夫、ミスはしなかった、ミスは無かった、陽炎はしなかった。

 眠い身体に鞭を打ち、学校へ出撃ー、十点満点のテストで八点といういつもの点数を獲得ー。
 満点は取らないが、平均より上をキープ、これが僕のスタンス(やめれ)。

 久保が代表落ちということで日本列島が震撼したと思うが、そんなことがあった昨日今日……この二日の読書はこんな感じ、どんっ。

 松本清張「Dの複合」、橋本紡「半分の月がのぼる空5」、仲路さとる「異戦国志1」
 ……フ、「Dの複合」はもう読み終わりのところだったからそんなに時間はかからなかった。月曜日に前者二冊、そして今日「異戦国志1」、そして二巻も読 んでいる途中。

 「Dの複合」は非常に考え込まれた、というかもう病気としか思えないレベルで計算しつくされた地理&民俗学のトリック型推理小説。
 雑誌に載せる紀行文の執筆を依頼された小説家とその編集者が、様々な地を旅していくと民俗学で共通した部分が見つかっていく。そしてさらに行く先々で謎 の事件が巻き起こり、気がついたときには大きな事件に巻き込まれてしまっている、という感じ。
 「点と線」というかなーり好きな作品があるのだが、これでは時刻表を巧みに使ったトリックに魅了された。
 今回もそんな感じで、移動距離の合計にどれも35という数字が含まれていたり、行く場所がどれも緯度、もしくは経度135度線上に位置していたりと普通 に調べたのではなかなか書けない、本当に地図が大好きで、よーく色々な視点から見ていないと書けない内容です。
 それ故に、トリックがわかったときはとても清々する。引き込まれていって引き込まれていってそれで……だからね。
 あと、犯人にも結構同情できる。松本清張の作品はどれもそうらしいけど……。
 ソムリエであることをバカにされただけで十四人も殺そうとしたり、自分の作品が気 に入らないからといって爆弾を仕掛けたり、富士山が見えなくなったから人を殺すような某アニメとは動機のレベルが違うのだよ!


 「半分の月がのぼる空5」はやっと完結編。
 一巻二巻はまあまあ、だけど三巻からは涙無しには読めない内容……うむ、多くの人が言っているようにそうだ。
 病気モノの恋愛だから「世界の中心で、愛を叫ぶ」のように助からない、最後には死、といった感じになると思っていたけれど、これはそんな感じではない。
 「辛いことも多いだろうけど、どれでも幸せになれる」、そんな感じかな。
 この小説は他のライトノベルに比べ主人公の成長が大きく描かれている。
 戦いを通して成長、といったライトノベルおなじみのパターンではない。色々な人に触れ、苦悩し、くじけそうになり絶望の淵に立たされる、でもそういった 経験をたくさんしたことで主人公は一巻のころのヘタレっぷりが嘘のように成長を見せる。
 不覚だけどね、エピローグは涙無しでは読めないと思うよ、これ、正直、つーか、本当に。
 敢えて言おう、「泣きたくないやつは読むな!」


 「異戦国志1 信長死せず」
 もしも信長が本能寺で死ななかったら? 秀吉、信長、家康、一番強いのは誰?
 ということを書きたくて書いている作品の模様。
 前半部分はほとんど史実通りなので、戦国ファンならばそこまで心動かされる内容ではないと思う、が、問題は後半部分。
 信長VS秀吉という素晴らしくよくわからない対決が見られます。どっちが勝つのかって? あははー。
 だが、この小説のポイントは秀吉信長だけではなく、ちゃんと他の武将も描いているということ。地味な武将でも活躍したり、もしくは出番があったり、と他 の歴史小説では見られないような感じで多くの武将が登場します。
 ……これを歴史小説と呼んでいいのかは気になるところではあるが。
 架空の合戦の戦略部分はなかなか面白いので、単なる戦国時代マニアの自慰的作品ではないということは確か。
 まだまだこの先長いけどね……。

 ちなみに一巻では小早川隆景や真田信幸がよかった。
 小早川隆景は毛利元就の三男、彼がいたからこそ毛利家は秀吉の時代に出世できたと言われている。残念ながら関ヶ原で毛利家は衰退してしまうが。
 真田信幸は真田昌幸の長男、かのあまりにも有名な真田幸村という弟のおかげでいまひとつ影が薄い気がするけれど、この作品では徳川家の重臣である本田忠 勝と一騎打ちをするシーンがあり、見せ場を作る。どう見ても作者が無茶苦茶好きで書 いたとしか思えないシーンだった。


 うぎゃー、気がついたら日記なげー。
 縦にではなく横に!

 さあて、十三日にもらったのにすっかり忘れてしまった拍手レスを(最悪だー!)。

 >>30000HIT、おめでとうございます。これからも頑 張ってください!
 頑張りますぞ、ええ、小説はアップしていませんが。
 気がついたら一ヶ月もアップしていないのか……「新月の夜」の勢いはどこへやらー。
5月 14日 (日) なにしてんの

 ヤクルトスワローズ交流戦単独首位!
 また去年のパターンかな、交流戦で巻き返す。

 今週末の過ごし方。
 土曜日、バッティングセンターへ行き、その後本屋で本を一冊購入、帰宅。
 日曜日、友人宅へ強襲、パワプロなどで遊び、大量のお土産を片手に、帰宅。

 このお土産……まあ本を借りたんだけど、全十三巻は持って帰るのに骨が折れた。
 ただ、これで当分は読む本が無いいいい! という心配はなくなるね!

 (心の声A:……あれ、昨日本買ったのに?)
 (心の声B:うん? まぁ……それは一日で読んじゃえよ!)

 で、この全十三巻という本。
 仲路さとしという人の「異戦国志シリーズ」というもの。
 なんか、織田信長がもしも本能寺で死ななかったら、という仮定で繰り広げられる戦国SF小説らしい。
 これで全十三巻とは、恐らく作者はよほどの戦国オタクと見た。

 なんか「竜馬がゆく」を読んだほうが数倍タメになりそうだけど、ここで求められるのはタメになるとかそういうことではない!
 というわけで、戦国時代好きとしては読まなくてはなるまい、ああ、一日一冊で二週間……ながっ。

 (心の声A:何日かかると思う?)
 (心の声B:一ヶ月以上はかかると見た)
 (心の声A:それってどこかでサボるってこと?)
 (心の声B:いや……今読んでいる本があるから読み始めるまでが大変なのかも)
 (心の声A:陽炎だね(※小説〜トキノアメ〜に登場する人物、活躍があま りに少ない&やられキャラであるためにヘタレの代名詞として使われる))
 (心の声B:ああ、陽炎だな)


 明日からバイトだったりする。
 バイトなんて初めてだわさ〜なんだか緊張、ぶるぶる。
 陽炎しないように気をつけなきゃ!
5月 12日 (金) 手首骨折

 松井秀喜が手首骨折!?
 なんてこった、ヤクルトの三試合連続二桁得点勝利が一気に吹っ飛んでしまうような大事件だぜ! それでなくても石井琢郎の2000本安打で吹っ飛んでい たというのに!
 ああ、そんなことはどうでもいい。松井が怪我というのは野球界を揺るがす大ニュースなワケで、なにせ今まで一度も大怪我をしなかった彼が手首骨折だから ね、その痛みは非常によくわかる。
 やっぱり連続試合出場記録が途切れるというのはとても残念なわけで、特に今年はWBCを辞退してまでかけた年だからさらに残念。
 早い回復を期待。

 アンチ巨人ファンだけど、選手は好きなんだよ?
 一番マック、二番川相、三番松井、四番原、五番落合……ああ、あの時代は良かった。(単にそれはヤクルトが優勝した年であるからともいえたり)
 伊藤智仁をもっと見ておけばよかったー。


 さて、30000HIT達成です。
 だからといって何かが変わるわけではないけどね、それでも一つの区切り、メモリアルですな。
 RPGツクール作品も結局公開はしなかったけど(THE魔王? なにそれ?)、ストーリー作成にかける情熱の炎は消えぬまま現在も燃え続けております。
 そんなわけで、シナリオライター浅葱つくみのゲームがいつか完成する日を夢見て!

 動き出さなけりゃ何も始まらなーい♪(なにしてんの:SURFACE)
 「明日こそは」なんて言って早三日が過ぎた♪(Route3:SURFACE)
5月 11日 (木) ボンソワール

 最近小説アップしていないなぁ……とちょっぴりヤバイと思いつつある今日この頃。フランス語の試験を気合で攻略し、順調なスクールライフを満喫していま す。
 五月に入ったということで、何もかもが不安に見えた四月と違い、慣れてきたおかげで様々なことに挑戦しちゃったりしています。
 たとえば学生証を使ってのお買い物とか、パソコン室の利用とか。でも授業を抜け出したり途中から忍び込むような悪事はまだ働いておりませんよーふふふ。
 それと同時に陰の面も見えてきたり……というのも、最初に話していた人が実は自分と合わないタイプだったりとかね。それはそれで本当の姿が見えてきたっ てことなのかな。多分僕もそのうちどんどん自分をさらけ出していくことになるでしょうが。

 話は全然違うけれど、韓国には様々な種類のキシリトールガムがありました。
 オレンジとか緑茶とかグリーンベリーとか色々だけど、今食べているのはアイスミントというもの。これが本当に冷たい。
 冷たいというのは感覚に過ぎないのだろうけど、なんというのか……爽快感?
 でも味は歯磨き粉っぽい。あなや。

 今日は村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル 第一部泥棒かささぎ編」を読んだ。
 村上春樹の世界爆発のストーリーと内容。何を言っているのかわからない預言者、不思議な老人、明るい性格の女の子、適応力の高い主人公、そしてちょっと ズレた世界。
 これがたまらないのだよ、これが。
 村上春樹の良いところはユーモアセンスあふれる文体にあると思う。不思議な出来事に対面しても動じない主人公と、普通の人間の反応をする恋人、この ギャップがとても笑える。
 彼の作品はまだまだ読んでいないのがたくさん、ああ、まだまだ楽しめそうだ。
 とりあえず次は青春三部作の二作目「1973年のピンボール」かな?

 そろそろ長編を連載しても良いかな、なんて思っている。
 「〜トキノアメ〜」の連載中は来て下さった人たちとのコミュニケーションも多くて楽しかったからね。

 30000HIT間近!
 自爆しないように気をつけないと。
5月 10日 (水) とびだせヤクルトスワローズ

 神宮球場へ行ってきた。
 ああ、なつかしの神宮、多分六、七年ぶりか。とにかく小学生のとき以来行った記憶がない。

 なんだか最近は西武とか横浜だったし、中学時代には日ハムとか阪神とか巨人しか見ていなかったのでヤクルトを応援するのは本当に久しぶり。
 石井一久が投げ、飯田、土橋、稲葉がヒット打ってホージーがホームラン打って高津が締めたっけなぁ(いつの時代だ!?)。

 でだ、本日の先発は四年連続十勝投手のサウスポー石川。
 横浜三浦、阪神井川、巨人上原、中日川上、広島黒田ときて、ヤクルトは誰? と訊かれたら恐らく対抗できるのは彼。でもエースではない、というかヤクル トのエースは誰なのか僕が聞きたい。
 そのエース候補石川が初回から打たれるわ打たれるわ、三回で六失点。打撃は無安打と嫌なムード漂う……。
 ……と思ったら四回裏、西武の帆足・正津が炎上。一挙11得点(!)
 初めて見たね、1イニング11点。
 その後高津−古田のゴールデンバッテリーも見られたし、こつこつと点を稼ぎつつ、また青木や宮本、岩村の好守備が見られ超満足。
 久々に自分が見に行った試合で勝てた気がする。
 あまりにメガホンをたたきまくり、破壊するという事態もあったがまあそれはご愛嬌で(完全に大破した)。

 さて、明日から再び学校。
 フランス語の試験という修羅場を迎えますが、気合と根性で乗り越えようかと思います。
5月 9日 (火) 獅子を生け捕り

 ついに始まったセパ交流戦。
 去年、ヤクルトは四月ボコボコだったけど交流戦で結構良い成績を収めた記憶があるので、今年もそうなるように願っていたら、早速やってくれやがった青 木! プロ入り初満塁ホームラン!
 青木のホームランでさえ珍しいのに満塁弾とはなんたることか!
 んで、ラロッカも三打席連続本塁打と好調にクリンナップの仕事をこなすようになってきたので本当に期待できそう。

 あとは投手陣の崩壊さえなければ……。

 明日は晴れていたら神宮に行く予定。
 石井一久が見たかったけれど、彼は今日投げちゃったからちと残念。
 先発誰だろう……石川かな?
 西武は恐らく帆足。松坂見てぇー。
5月 8日 (月) ただいま!

 韓国から帰ってきて、少し日記もサボり、そして復活ー。
 旅行中はちっとも本を読まず、小説のアイデアも考えず、ひたすら観光を楽しんでおりました。

 韓流ブームの流れに全然乗っていない浅葱は、特別韓国に行ってドラマの名所を探すぜー、とかグッズ買うぜーなんてこともなく、やっていたことといえば三 食キムチ漬け。
 キムチはやっぱり美味いね、酸味が強かったり辛かったりさっぱりしていたり店によって色々なんだけど、日本で食べるのとでは比べ物にならない感じ。日本 ではあまり食べないけどね。
 あと、焼肉が美味しかった。
 カルビの後の石焼ビビンバは破壊力抜群、ヘルシーかつ大胆に、アタックチャーンス!

 では、日ごとにちょっと何があったか書いてみます。

 一日目
 成田からソウルへ!
 飛行機の中でだされたドライ納豆梅味というのがヒジョーに不味くて参ってしまったり。
 無事到着後タクシーでホテルへ! 夕飯はスープを食べました。高麗人参のおかげでえらく体が温まったり。

 二日目
 朝はサムゲタン(鶏肉入りスープ)を食べ、その後地下鉄を利用し郊外にある民俗村(歴史系テーマパークといえば良いのかな?)へ行った。
 ちょうど小学生の遠足と重なったみたいで、たくさんの子供がいました。日本とはちょっと違った感じ。どこが、と聞かれると回答に困るけど。
 お化け屋敷にも入ったけれど、これは完全に子供だまし。ふふふ、僕を怖がらせたいのなら甲田学人の本を持ってきな!
 キシリトールガムのオレンジ味とやらを買い、帰る。
 夕飯は焼肉! とにかくカルビが美味しかった、なんと言えば良いのかわからないが!

 三日目
 朝は味噌味のスープ。
 日本と違って、辛いのが特徴。ご飯にやたら合う。
 この日は観光で市内の名所を見た後に、「ナンタ」というミュージカルを見た。
 包丁とまな板を使ったリズミカルなミュージカルなんだけど、なんとなく包丁を振り回すというのにハラハラ。言語がわからなくとも楽しめる内容だったし、 台所にあるものを使って様々な音楽を作り出すのは見ていて面白い。
 夕飯は海鮮鍋を食べる。サザエとかカニとか白身魚とかとにかく色々豪華に入った鍋で、それだけでも十分なのに、即席ラーメンを入れて締める、という素晴 らしさ。気がついたら周りが見ているという状態に。
 やっぱりラーメンは偉大だ。
 デパートでお土産を買って終了!

 四日目
 朝は味噌スープで。
 ソウルの町にさようならを告げ、空港へ向かう。
 帰りの飛行機は風の影響か激しく揺れ、すっかりと酔ってしまい羽田についてもグロッキー、渋谷でもグロッキー。家に帰ってやっと回復。
 楽しかったけど、最後は非常に辛かった。


 あれれ、なんか淡々と感動もなく終わってしまったぞ?
 なんか無理やり書かされた夏休みの日記みたいだ! これが小説書きの書く日記か!?

 とにかくだ、食事が美味かったことを強調しておこう!
 キャッチフレーズは「韓国は、おいしい」、で。


 もうすぐ30000HIT。
 四年前からのんびりと特に何もないのに見てくださっている皆さんのおかげですな。
5月 2日 (火) 大型連休へ

 今年のゴールデンウィークはすごい!
 月・火曜日を休めば9連休ではないか。
 だが、そんな休むなんてことはしないので、昨日も今日もちゃんと行ってきました。

 さて今年のゴールデンウィーク、浅葱は韓国へと行ってきます。
 帰ってくるのは6日……ということで更新はちょっとだけお休みします。韓国旅行の内容は……内容があれば書くかな。

 いつの間にか四月が終わったけど、本当に忙しい月だったと思う。
 大学生活では何もしないとそのまま無視されてしまうような環境で四苦八苦したり、サークルで飲みに行ったり、スポーツを観戦したり。
 んで、かなりの量の本を読んだね。数えてみたら十六冊、二日に一冊ペースですな。
 でもそのうちの大半(七冊)がライトノベルというのが情けない。べ、別にライトノベルを馬鹿にしているわけじゃないんだからね!(何故か頬を赤らめつ つ)

 でも驚きなのが西尾維新の「戯言シリーズ」が学校の生協で売っていたこと。
 やっぱり人気作品だからかな、古本屋回ってもなかなか見つからないし……。

 昨日今日で読んだ本はライトノベルが三冊。
 「灼眼のシャナ7」「灼眼のシャナ8」「キーリ 使者たちは荒野に眠る」。
 えと、「灼眼のシャナ」についてはもう説明する必要はないと思うけれど、とにかく六巻からの続き。
 主人公坂井悠二が人間ではない存在“トーチ”であることを知ってしまった吉田一美を含め、数多くの登場人物の人間的成長がテーマっぽい。
 「キーリ」は電撃文庫の人気作品。
 幽霊の見える少女キーリが死なない体を持つ人間であるハーヴェイと出会い、小さな冒険の中で色々な人物を会う物語。
 なんといっても、世界観がとても特徴的。寂寥感というのだろうか、砂の海とか錆びた鉄道とか、そういった世界で繰り広げられる少し寂しいけれど心温まる 話。四ツ星。

 さあて……そんなわけでみなさま、しばしの別れだ!

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