2011年 6月
徒然日記

6月 30日 (木) 新幹線の中が快適過ぎる件について

 東京に戻るよ!

 ……とは言っても、今回はお仕事関係なんだけどね。
 金曜日と土曜日に都内某所で研修。こうなりゃ友人と会うとかなんともできんもんだ。残念すぎる。

 しかし、スーツ(クールビズなんで、ジャケットにスラックスだけど)で新幹線に乗って、そこでノートパソコン開いて文章打つとか、自分でやりながらなんだか仕事できる人っ……って感じがして素敵!
 ……でもないけどさ。
 聴いている音楽が、ポッドキャストで英語とかだったりして、打ち込んでいる文章がビジネス文書なら格好良かったかも知れないけれども、完全にプライベートパソコンで、酒井ミキオ聴きながら日記書いているとかさ。なんなんだよこのオタク。
 「Drastic My Soul」格好良すぎ。


 ◇ ◇ ◇


 車内で小説の構想を練りつつ、思うがままにパソコンに設定をガガガと打ち込んでいくにつれ、湧き上がる羞恥心とかその他もろもろ。
 この恥ずかしさが快感へと変わったとき、俺はきっと一つ上の男になれる気がするんだ。するんだっ!

 恥ずかしいといえば、やはりファンタジーということでそれなりにとんでもワードを打ったりするんだ。
 「アースガルド」とか「生命の樹」とか、神話からの引用もあったりして、一見すると「何事!?」なことを書き込んだりしているんだ。

 こうした神話や各種物語からの引用って、ファンタジーではやりつくされているし、一歩間違えれば非常に陳腐なことになりかねない諸刃の剣でもある。
 RPGでは平気でエクスカリバーとかトールの槌とかが振り回されて、アポカリプスだのラグナロクだのといったワードが飛び交うから、その影響で気軽に使えてそれっぽくなる材料としてよく使われているのを見るんだよね。

 これを……どう自分の作品に入れるか。
 ヘタをすると、「うわ、この人全然わかってないのにRPGの知識だけで使ってるよ」とか、そんなことになりかねない。そんな文章ほど情けないものはない。

 いくら魔女バトルだからといって、魔槍グングニルをいきなり使っちゃう某同人ライターさんマジ憧れちゃう! 格好いい! 僕馬鹿だから文章理解出来ないけど!
 作中で「読ませる価値のない人間」に分類されちゃったけど! 年間本100冊読んでないけど! うわぁ、恥ずかしい!

 ……さて、話が大幅にずれたけれども。

 やっぱり書くからにはそれなりに調べてから書きたいんだよね。
 そりゃ楽だよ? 弾丸を村正で切り落として、ミョルニルとかカラドボルグとかそれっぽい言葉を必殺技にしてドンパチやれば。
 それすら作れない僕だけどさ。でもいいじゃないか、そういうのを作りたいわけじゃないんだから。

 やっぱり話がずれていくのだけれども。

 堂々とこれだって思えるようなものが書きたい。
 あとは、野となれ山となれ。
 そうしたら「ちょwwwアースガルドwwww」とかならない、はずだから。


 ◇ ◇ ◇


 他人を批判することは簡単に出来るし、揚げ足を取ることだっていくらでも出来る。
 お節介と忠告は紙一重で、結果論だけなら山のように吐き出せる。
 人を不快にさせないように生きていけば人間関係が円満に動くかといえばそうでもなく、本音を吐き出せばそれが禍根を生むこともある。

 人間関係難しいね。
 なかなか。

 思うのは、過ぎてしまった行動を責めちゃあかんよなぁ……ってこと。
 「あの時ああしていれば」「あれは良くなかった」
 善意であっても、それはどーしようもないことだから。そのあとに「次から気をつけるように」ってのを付けてもフォローにならん。
 去年、ずっとそういうことを聞いていた気がする。

 今年。
 とある上司が僕に言ったことはいたってシンプル。
 「若いんだから、声を出せ」
 こういう人についていこうと思った。

 なんか、こっちに来てからそういうことばかり聞く気がする。
 とにかく笑いなさい、元気を出しなさい、と。

 今日も元気に、生きてます。
6月 29日 (水) 男を見た

 会社のちょっとしたイベントでお酒を飲んできた。
 お酒をあまり飲めない先輩が開始数十分で真っ赤な顔をして、「俺飲めねぇんだよ……」と辛そうにしていたのだけれども、社長がビール瓶片手にテーブルにやってきたとき、ぐいとビールを一気に飲み干した。
 その一瞬、すごく先輩が格好良かった。僕にはとても出来ない。

 「俺、倒れたらよろしく」

 ダイジョブです、先輩は最後まで格好良かったです。


 ◇ ◇ ◇


 Wiiってすげーな、といまさらながら感心。
 家に居ながら世界中の人と対戦プレイができるってのは本当に素晴らしい。
 今じゃほとんど当たり前なのだろうけれども、Wiiほどパーティゲームが充実しているハードもないですな。
 ハードルはそんなに高くなく、なんとなくで結構楽しめるのが素敵。

 マリオカートがアツすぎる。
 マジ素敵。 
6月 28日 (火) 君は淡い恋に落ちた

 眠くて眠くてたまらんねむねむ。
 会社でも眠いってどういうことなの。眠いよねむねむ。

 会社まで徒歩5分。
 そんなすげー恵まれすぎている環境に住んでいるため、東京に戻ったときどうなってしまうか不安。
 あの通勤電車にもう一度乗れるのかなぁ……僕。


 ◇ ◇ ◇


 小説の構想ねりねり。

 今まで現代ファンタジーにこだわりすぎてきたので、整合性とかリアリティとかその他諸々の要素が中途半端になってしまって矛盾を常に抱えて気持が悪いことになっていたので、今度は思い切って世界の構築からはじめてみようかと。

 そもそもファンタジーって世界を構築することが面白いのであって、あーだーこーだと設定を考えている時が一番キュンキュンする。
 そしてたまりにたまった設定を吐き出す事が出来ないでいたので、今までに構築したピースをがちゃがちゃと組み合わせて、新しい世界を構築している真っ最中。
 不思議と、世界を構築する際に場面も浮かんでくるんだよね。これは楽しい。

 とりあえず、楽しめるように楽しめるようにやっていこうと思う。
 気分のアップダウンがあるので、好調なうちになるべく多く。

 音楽は作れないし、絵も描けないし、動画も作れなければ、デザインだって出来ない。
 でも、世界は作れる。はず。


 脳内もノートもぐちゃぐちゃ。
 楽しくなってきたぞー。 


 ◇ ◇ ◇


 短編小説、完成してそれなりに置いて、推敲もしたのだけれども公開のタイミングをひたすらに逃し続けている。
 とりあえず放置。頃合いを見て公開するよ。
 旬を逃したら厳しい作品ではあるけれども。
6月 27日 (月) それなりに走れよ

 最近あまり触れないけれども、Vocaloid廃人略してボカロ廃として一時期名を馳せることがあったような無かったような浅葱つくみです。
 Vocaloid黎明期から2010年初頭まではチェックしていたのだけれども……ここ1年半ほどあまりチェックしていないので……どうなっているのかなぁ。
 Vocaloidとは……なんて多分、このサイトに来る人に語る必要なんてないと思う。
 というか僕が説明するよりも聴くのが早い。ググるのが早い。

 そんな僕、一応「鏡音リン・レン」だけは保有しているんだよね。
 ……うん。

 鏡音レンに「キューティーハニー」歌わせたりだとか、鏡音レンに「天城越え」歌わせたりだとか、鏡音レンに「高校の校歌」を歌わせたりだとか、ロクな使い方をしていないので、はっきり言って高くついた玩具なのだけれども。

 ……いじってると、結構楽しいんだけどね。
 ただそれだけだよ、なんなんだよ。


 ◇ ◇ ◇


 そんな衝撃のニコニコデビューとか無いのでご安心を。
 前振りが異常に長いのは、ネタがあまりないからであって、ここからは前振りよりも短い本題でだらだらだらっトゥ!
 さて、今日のお料理ですが……。

 ■錬金するまでもなかったオニオンサラダ

 1、玉ねぎの皮を剥きます。

 2、スライスカット。

 3、水にひたす。

 4、水から上げて、水を切り、お皿に盛りつけてドレッシング(市販)をかける。


 うんめぇーうんめぇー! 玉ねぎうんめぇー! 甘くて美味しいようー!
 なお、ドレッシングは「ゆずこしょう味」。うんめぇーうんめぇー。

 ……それだけだよ。
 オチなんて無いよ。


 ◇ ◇ ◇


 そもそもこのサイトは何サイトよ。
 文章系です、一応。
 僕の勝負するのは、音楽でもお料理でもなく、文章なんだよ! 多分。

 なにか誇れるものでもあるのですか? 文章でなにか成果を残しましたか? なんて言われたところで、特に言い返せることもなく、教えられることもないけどさ!

 あ、でも一つ。

 ■浅葱流日記の書き方

 1、自分なりのお約束(テンプレ)を作る。挨拶の方法とか締めの言葉とか。例えば書き始めに困ったら……「〜です。浅葱つくみです」で始める。

 2、「さて」「とりあえず」「まあ」「そして」「とはいえ」などなど、とにかく話を繋ぐ単語を使う。別に内容が繋がっている必要はない。

 3、とにかくダーッと書いてみる。しゃべり言葉をそのまま文字に起こす感じで。僕の日記上の文章は僕が話す言葉と多分ほとんど同じ。

 4、ネタの内容にこだわらない。でも、読み手のことは常に意識。

 5、推敲は最小限。誤字のチェック程度。


 ……こんな具合かしらね。
 はっきり言ってほとんど気分で書いているので、僕もこんな書き方に沿って考えているわけじゃないんだけどね。

 あ、でもこれは大事かも。

 「書き始めたら出来るだけ連日更新を心がける」

 ……一回更新停滞させると、再開が大変なんだもん……。


 ◇ ◇ ◇


 別に自分が正しいとか間違っているとかあまり考えたくないけれども、自分自身の行動は間違っていないと信じ続けたいわけで、だけれどもそれがポッキリと 折れてしまったときに自分のやっていることが間違いだらけのような気がして動けなくなってしまって、どうやって立ち直ればいいいのかわからなくなって苦し くなってしまったけれども、色々な人のおかげで救われました。
 簡単に言うと。

 周りの人全てに感謝。


 ◇ ◇ ◇


 さりげなく……ないかも、目立ちすぎるかもだけど、indexにカウントダウンメーカーなんてものを貼りつけてみました。
 自作できるかな、と思ったけれども面倒だったので借りてきました。便利な世の中になったものだ。

 「第1回講談社ラノベチャンピオンカップ」を目標に執筆していくわけだけれども、なかなかどうしてネタがまとまらない。
 今決まっているのは、魔法ファンタジーということぐらい。

 魔法ファンタジー魔法ファンタジーといつも書きたいものとして挙げ続けるのだけれども、「〜トキノアメ〜」以来一度も書いていないし書けていない。
 本当に自分は魔法ファンタジーが好きなのか?
 ……わからぬ。

 でもまあ、やっぱり書きたいのは魔法ファンタジー。
 それなんだよ。


 <WEB拍手>

 >>飯作れるようになると外食マジしなくなる
 >>さらに自分より美味しい物作れる人が身内に居ると食材調達しかしなくなる(実話)

 ですよねー。
 わざわざ外に行く必要なくなるもんなぁ。
 どんな人が来ても、僕より美味しい物を作るのは間違いない、それは違いない。
 全力でその人の援護をする。それも間違いない。
6月 26日 (日) 猫の公園でぶらり

 古川本舗さんのアルバムを聴いて、穏やかな気持ちのまま眠りについたらそのまま眠り続けて気がつけばお昼。
 柔らかい眠りに包まれてしまった……耳が幸せ。


 ◇ ◇ ◇


 一人暮らしをはじめて、変わったことはありますか?

 多すぎます。


 面倒なのが食事関係。
 自分で作るのは面倒だけれども、外食すると味が濃いとかあまり美味しくないとか塩分多すぎとかそういうハズレくじばかり引くので、自分で作るのが結局一番なんだよね……。
 と、自分で作ると言っても大したことはやっていないし、栄養バランス滅茶苦茶だろうし、ご飯炊いてふりかけぶっかけるだけの朝ごはんとか、そんなんばかりだ。
 しかし、食べないとお腹空くし、食べないのは絶対健康に良くないので、お料理しちゃいます。

 先日、じゃがいもと玉ねぎを頂いたので、それを出来る限りフル活用しようと思い立ち、脳内のレシピを検索。
 がしかし、出てくるのは「セイラムの魔女の行方」とか「鏡音リンの発音」とか「何故1BOX開封して目当てのコモンが1枚も出ないのかということに関する考察」とか、そういう役に立たない知識ばかり。

 こういう時ネットは便利。
 自然と、ジャーマンポテトを作ってみよう、という結論に至った。


 ■見習い錬金術師浅葱つくみのチーズジャーマンポテト

 1、じゃがいもの皮を剥く。まずこの時点で、何故家庭科の授業でじゃがいもの皮むきスキルを身につけておかなかったのかと自問自答。多分、剥いた部分を集めて炒めて塩をかければ美味しくいただけます。

 2、じゃがいも・玉ねぎカット。これは問題なし。

 3、カットしたじゃがいもをレンジで5分チン。

 4、ベーコンをオリーブオイルで炒める。しかし、何故かベーコン爆弾へと変貌。あちい、あちい、跳ねまくるよコイツ!

 5、玉ねぎを投入。色が変わったらじゃがいも投入。塩コショウで味をつけながら炒める。

 6、皿に移しチーズを乗せて、さらにレンジで数分。チーズが溶けたら完成。

 

 ……見てくれは悪いけど(大問題)無事完成したよ!
 問題のお味の方は……。

 それぞれの素材の味を生かしていると思いました。
 じゃがいもうめぇ、玉ねぎうめぇ。
 うん、そういうことで。

 何かが決定的に足りない。

 まずくはない、決してまずくはないぞ! だがなんだこのちぐはぐ感は! 惜しい、実に惜しい! しかしこれは人には出せないレベル!

 あと、さすがにじゃがいも2個と玉ねぎ1個は多かった。チーズは不要だった。


 黙々と食べ終え、烏龍茶を飲み、後片付け。
 ベーコン爆弾のおかげで、コンロ周りが非常に面倒なことになってしまっていた。特に壁。死にたい。

 でもまあ、こういうのも勉強だよ……ね。うん多分さ。


 ◇ ◇ ◇


 1月に今年の目標を立てたんだ。
 さてさて、今年も早いものでもうすぐ折り返し地点。今の状況はどうなのかしらんかしらん?

 ☆2月までの目標☆
 短編か中編か、読み切りの作品を一本書く。

 →「電愛」で達成。

 ☆6月までの目標☆
 長編(200枚以上)を一本完成させる。

 →未達成。

 ☆12月までの目標☆
 新人賞への投稿用作品の執筆。

 →5月末に投稿。しかし、投稿したのは過去作品(ルインの種)のリメイク。


 うむ。順調なのやら不調なのやら。
 ここでひとまず軌道修正とやらをしておかないといけないんじゃないのかなー。

 一応創作ノートにはこんなことを書いていたんだ。


 次期目標……第1回講談社ラノベチャンピオンカップ
 〆切り……10月31日
 40×34文字
 100〜150枚

 7月:プロット完成
 8〜9月:執筆・推敲
 10月:推敲

 さて。
 問題はいかに早くプロットを作れるかにかかっている。
 正直、何も無い状況からのスタート。一応書き続けている長編はあるけれども、そちらは今回対象とは成り得ない。
 何故なら。

 10代〜20代男性を対象とした作品

 ではないから。

 無理やり軌道修正してもいいのだろうけれども、そうではなくてやっぱり……なんていうの……これぞっていうライトノベルを書いてみたい。
 今だからこそね。

 というわけで、後期目標としてやはり大きく挙げられるのは長編の完成と新人賞への投稿になる。
 ただひたすらに書くことばかり考え続けているけれども、これからも書くことばかり考えていきたいものだ。
 それが僕にとって楽しくてしょうがないことだから。あと、書いているときは本当に楽しいんだよ。だから。
6月 25日 (土) 幸せとじゃがいもと玉ねぎ

 じゃがいもと玉ねぎの相性は異常。
 さてさて。

 幸せは世の中に溢れているらしいけれども、その享受は実に難しい。
 そっと触れないと壊れてしまうようなものばかりだし、ギリギリのバランスで成り立っていることだってたくさんあるはず。
 ちょっと、ほんのちょっと日常をきゅっといじってしまうだけで、脆く崩れてしまうこともある。
 だからこそ、大事に大事に、ちょっとした幸せを手にしたら、それを大事に抱えていきたい。
 その幸せが、当たり前にならないように。
 さてさて。

 とはいえ、幸せってのは世の中に溢れすぎてしまっているため、手を伸ばしたら届くようだ。
 それこそ望めば、すぐにでも、今すぐにでも掴むことが出来るようだ。
 誰でも、どんなところでも、どんな時でも。
 難しいのは、その享受だってさ。


 ◇ ◇ ◇


 古川本舗さんのメジャーデビューアルバム「Alice in wonderword」をヴィレッジヴァンガードで買ってきた。
 買うタイミングを間違えた……というか、聴くタイミングを間違えた感満載なのだけれども、相変わらずというかなんというか、本当に良いアルバムになっている。
 聴く気分によりけりだと思うんだ。

 静かで、切なくて、不思議で、幻想的で、独特の世界観を持った曲の数々。
 歌詞が本当にいい。ちょっとどころかかなり切ないのだけれども。

 ヴィレッジヴァンガードで買うと、購入特典としてアコースティックアレンジが入ったCDがついてくるのだけれども、それもまた……あうあうあー。
 ギターの音色って本当に綺麗だ。ピアノとギターとウィスパーボイスの世界。たまんねたまんね。

 ジャンルはエレクトロニカって言うそうだ。
 ポストロックっていうのもありなのか。
 もうこの二つのジャンルはよくわからない。

 

 なんていえばいいのかわからないので、動画を貼ってみた。
 こんな感じの曲がひたすら続くよ! 耳が幸せ。

 遠い、遠い、笑えない話。
 いつか、ぼくが 居なくなったなら
 深い、深い 森に落ちた
 きみは一人で行くんだぜ。


 ◇ ◇ ◇


 作品を書こう、と思い立ったとき、「魔女モノ書こう」とか「サトリを主人公にしよう」とか舞台装置から書きたくなることも多いけれども、こういうメッセージを書こう→どんな舞台装置だと上手く行くかな、と、メッセージ優先の場合も結構ある。
 ちょっとわかりにくいかも知れないけれど……。

 それはとは別に、「こういう雰囲気の作品を書きたい」という思いにかられて書くという珍しいパターンもある。
 「SF書こう」とか「ミステリー書こう」とか、そんなレベルで、「悲しい作品書こう」「切ない作品書こう」とかさ。

 どのパターンで作品を書くことが多いか、得意か、とかそういうのはあまり気にしていないつもりだけれど、放っておくと「自己満足の塊、自己中心メッセージ作品」になりがちになってしまうので、気を付けている。

 何でいきなりこんな話をしたか。
 特に理由はない。理由はないのだけれども、なんかすごく作品を書きたい、のだ。
6月 24日 (金) リバー

 あかんて、何があかんて飲み過ぎたんとちゃうか。

 先輩が仙台にいらっしゃったので、宮城県産の食材を色々と使ったいろり焼きの居酒屋へと連れていきまして、そこでうめぇうめぇと食べたり飲んだりしていたら、帰宅途中でどんどん気分が悪くなっていきやがんの。
 水分を摂取しよう、と思ってスポーツドリンクを飲んだのが正しかったのか間違ったのかわからんけど、あたまいだいしぎぼちわるい。

 グーグル先生に訊いてみても、その辺は曖昧。
 というか今グーグル先生の文字を読めてない気もするあうあう。

 眠れぬ、これは眠れぬ。
 お酒の飲み方にはみなさんご注意……。
6月 23日 (木) 感じないことが幸せなのなら

 朝地震があってそれで目が覚めて、それでも身の危険を感じなかったら震度3程度かと思ったら宮城は震度3で済んだけれども青森の方は震度5弱。
 うむむ……一ヶ月に一回、こういったレベルの地震があるなぁ。

 よくこちらでは、「ウン日ペースで来るよ」「次回は20日だよ」とかそういう科学的根拠も何も無いようなウワサが飛び交っているのだけれども、一ヶ月に一回というのは結構間違っていない気がする。
 といえば、聞こえはいいが、実際のところ一ヶ月に一回ってスンゲー範囲が広いから、予言したことにもなんにもなってない。
 一年に一回、東京に台風が直撃するっていうぐらい意味が無い。


 ◇ ◇ ◇


 一本の作品を書き終えて、ただひたすらに推敲。
 どうにか人に見せられる形になれば良いのだけれども。

 うーん……推敲推敲推敲!
 あがが。


 ◇ ◇ ◇


 ふと。

 周りの人が忙しそうにしていたり、残業していたり、人間関係で大変な目に遭っていたり、苦しんでいたり。
 そういう愚痴を受け止めつつ、自分はどうしたものかと思う。

 正直、定時に帰れるし怒られないし仕事が忙しいわけでもないし可愛がってもらっているし、大変な要素なんて何一つない。
 それが申し訳ない。

 では何が出来るのか、僕に何があるのか、と考えたときに、持っているものなんて何も無い。
 それでも何か出来るのか。
 それを探さないと。

 募金でもするか。
 はたまた。


 <WEB拍手>

 >>反省できるなら人としてまだ大丈夫じゃない?
 >>何も感じなくなったら窓際一直線で地蔵からデュラハンコースだと思うよ
 >>とりあえず動いてから考えると良いんじゃない?やってない人間が言うことじゃないけど・・・

 大丈夫だといいなぁ。
 デュラハン(クビってことよね?)かそれに近いコースってのはないと信じきっているけれども、傲慢に生きていたらどうなるか。
 これが怖いのは、自分自身では何も感じなくなっていることを認知できないということだよね。さて、今の僕はどうなのか。
 やっぱ、行動あるのみか。
6月 22日 (水) ふと旅に出たくなるように

 昼下がり、
 「ドライブに行こう」
 と先輩に言われ、連れ出されました。

 どういうことなのかなーと思っていたら、「行きたいところあるから乗せていってくれ」ということでした。
 運転手万歳。

 ふわぁーと帰ってきたら、昨日のデジャブで、代取の運転手。
 やりがいがありすぎるよ! ありすぎて緊張しまくりだからさ、もうちょっと身の丈に合った仕事をください!


 ◇ ◇ ◇


 それにしても今日は暑かった。
 夏至とはいえ、こんなに暑いものかと……今この部屋も暑い。かなり暑い。冷房はあるけれども、やはり稼動させるわけにはいかないよね。

 そんな中、会社は業務用エレベータも止まっているので、9階から1階まで荷物を持った状態でアップダウンしたり。
 あーつーいーしぬーって言いながら事務所に戻ってみたら、もっと暑い。
 室内気温30度で湿度50%。もうね、暑いよそれは。

 いきなりすぎて体が慣れないせいか、今日はやたらぼーっとしたりぼーっとしたり、そしてぼーっとしたり。
 家に帰ったらとりあえずたくさんご飯食べて、ニンニクとネギを投入した鶏ガラスープ作って、スタミナだけはつけておきたいと思った。


 ◇ ◇ ◇


 給料日が近くなって、明細をもらう、など。
 そして、「給料泥棒」と言われる、など。

 ……まあ、給料泥棒ってのも嘘じゃない気がする。
 今の自分一人が存在したところで、会社に対して利益を生み出せているかと言われればそうでもない。
 人材育成は未来への投資とは言うけれども、自分自身その本質を理解出来ていない。
 ただ漠然と、今学んでいることで将来会社に利益を生み出す存在となる……とそう信じている。

 これから先数十年、会社に務めるとして、さていくらの利益を生み出すのでしょう。
 自分は何もしない。別に家を建てるわけでもないし、料理を作るわけでもない。ただ、これいかがですか、と営業しているだけ。
 ……営業していればいいのだけれども、別にお客様のところに行ってなにかやっているわけでもあるまいし、今自分がやっていることは……僕は大事だと思う、ある管理業務。

 それでもやっぱり雑巾持って掃除しているわけでも無い、存在しているだけでお金を食っていく。今はそんな存在。
 それなのに給料なんて貰ってしまっていいのかな。僕がいなくたって会社はきっと回る。
 とはいえ、給料泥棒と言われるからには何かしらの原因があると思うし、相手も何か思うところがあるのだと思うし、自分自身反省すべきところはたくさんあるし、フィードバックして(方法がわからんけど)、明日からのお仕事頑張っていかないとアカン。

 まあ……別に大したことではないとは思うけどさ、四年間の学生時代、何も学んでいなかったことになるのは嫌だ。すごく嫌だ。


 ◇ ◇ ◇


 四年前、お金のためなら別に適当でいいか、とジコチュー極まりない態度でバイトして、周りの人がたくさん注意してくださったのにそれすら聞き入れなかった、なんてことがあった。
 結局なんだかんだ適当に理由付けて逃げたのだけれども……未だに怒鳴られる夢とか見る。
 関わった方々に、心から謝りたい。

 ……で、今の僕は偉そうにしていないかな。
 場の空気読めているかな。
 ちゃんと相手のことを考えられているかな。

 ぐるぐる回ると結局自分のために働いているってことになるのだけれども……それってエゴなのかな。それとも人として当然のことなのかな。
 まだまだ勘違いして生きているような気がする。
6月 21日 (火) のみにけーしおん

 飲みの場というのはやはり大事なものでありまして、そりゃ社会人となったからには飲みの場での交流というのは実に大事。
 とは言っても飲むことによって一緒についてくるこの頭痛は何とかしたい。なんでやねん。

 ビールだろうが日本酒だろうが焼酎だろうがなんだろうが、とにかく飲むと頭が痛くなる。
 これが毎度のことながら辛い。

 飲みの場は、色々な人がいろいろなことを言ってとてもためになるし、今まで話すことのできなかった人と交流を深めることも出来て、そりゃ好きだ。結構好きだ。
 でも、自分の体が持たぬギギギ。ビールグラス二杯で死んでどうする自分。

 飲み方は学生のうちに学んでおきましょうと何度言ってもうああああああああ。


 僕の場合、飲む→ほろ酔い→楽しいの時間が限りなく0に近い。
 飲む→頭痛。
 この一直線。あとは、気持ち悪くなるか寝るかの二択。

 なお、この日記を書いている自分は頭痛がひどいのだけれども、まあそれなりに面白いので日記書いてしまおうかな、なんていうちょっと終わり気味の状態。
 酔った状態で日記を書くと、後から見なおしたときにその内容がとても面白いこともあったりなかったり。さてさていかがなものか。



 今日は、代表取締役の運転手になるという大役を背負うことに。
 あ、もちろん飲む前ね。ダメ、飲酒運転。

 乗せている相手がどうであれ自分の運転をすればいいのだけれども、なんとなく緊張するのもまた事実。
 完全に二人っきりの空間で、およそ二キロの距離を走行。「浅葱くん、東北は慣れたかい?」「慣れてきました(けれどもこの状況には慣れそうにもありません)」

 そんなこんなで、滅茶苦茶気を遣って運転してまいりましたとさ。
 かつて免許を取るとき「別に社長とか乗せるわけじゃないし」とか言っていた自分に一発パンチを食らわせておきたいものだ。


 ところで、こういう内容って日記に書いていいのかしら。
 その気になれば、浅葱つくみという人物が何者で住所は何処で家族の個人情報は何何で……とか全部出てきちゃう……んだよね?
 まさかそんな酔狂なことをする人間がいるとは思えないけれども……まあとりあえず見る人が見れば、浅葱つくみなんていうHNも役に立たないよね? 多分。
 ネットとリアルの境界も曖昧だし、自分の常識なんてものもあって無いようなものだし、とりあえずは発言には責任を持たないとアカンということなんですかね。
 殺人予告とかも、ダメ、絶対。

 ああ、頭痛がひどくなってきた。
 寝る。
6月 20日 (月) おとながい

 某古本屋にて「DEATH NOTE」を大人買いする、など。
 「寄生獣」を探しに行ったんだけど、揃わなかった。ちょっと残念。

 実は「DEATH NOTE」、最後まで読んでない。
 というわけで、買ってみた。もうそれだけなんだ、なんなんだ。


 ◇ ◇ ◇


 今日は何かとモノを壊す。

 朝一番、茶碗を足の上に落として割ってしまった。
 しばらく、「どうしたものかー」と呆然と立ちすくんでしまったよ。
 幸い怪我もちょっと出血した程度で大事には至らず。ただ、茶碗がなくなったのは寂しいね。


 会社に行けば、パソコンが立ち上がらず。
 HDがやられたのかと思ったけれども、技術部の人曰く「OSが壊れた」とのこと。それから色々と説明を受けたのだけれども、なるほど、全然わからん。
 とにかくわかることは、パソコンが終了なさったことである。

 おう、業務に支障が。

 でもまあ、僕のパソコンが一台使えないぐらいで特に影響もなく、「HDの中身全部なくなっちゃいますごめんなさい」とか言われても、まあ大したファイルなんて無い。
 アドレス帳とメールと、それから色々な便利ツールぐらいかな? もしかしてエクセル用のマクロ消滅? あら、面倒。

 それでも、被害が最小限で済んだのは良かった。
 バックアップ大事ね。


 ◇ ◇ ◇


 眠い。
 寝る。
6月 19日 (日) 人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、 それは仕合せな人間です。

 今日は何の日でしょう。
 今日は太宰治の誕生日にして太宰治の死体が上がった日、太宰治を偲ぶ非日、桜桃忌。

 あいにく今年は全く太宰治の作品を読んでいないので、あまりネタがないのだけれども、津島美知子の「回想の太宰治」という本を先日読んだので、それについてちょっと触れてみる。

 津島美知子というのは太宰治の妻で、かの井伏鱒二の紹介によって結婚することになるのだけども、太宰の生涯を支えたお方なのです。

 太宰治というのは、まあとにもかくにもおかしな人で、それにつけてもどうしようもない人で、そんな彼は津島美知子の支えがあったからこそあそこまで多くの名作を生み出せたのではないかと思う。
 津島美知子は口述筆記をしたり資料整理をしたりと作家活動に協力し、もちろん生活面でも彼のことを支えていたのだ。
 太宰治の文章における独特の位置に打たれた句読点は、口述筆記ならでは……なのかな?

 この「回想の太宰治」では、津島美知子の視点から見た太宰治の日常や性格などが実によく描かれている。
 たとえば「夜は怖いから仕事をしない」とか、「米軍に本気で自分が狙われている」と考えちゃったりとか、そういう不思議(ちょっと危ない)ところ。
 他には、彼女が別の人の作品を褒めると、ずっと褒めたことを責め続ける、とか。
 「あのとき君はあの人の作品を良いと言ったね」と。
 いやあ、実に面倒くさい。

 他にも時計を巡るトラブルとか引越しの話とか、そういった数々の出来事がウィットに富んだ文章で描かれていて、実に面白い。
 人に見られることを常日頃から意識し続けた太宰治は、きっと自分がすごいことをしていると自画自賛しつつ同時に苦悩しながら生きていたのだろうけれども、津島美知子は、冷静にそっと見守っていたのだと思う。

 そんな素敵な夫婦。


 なんだか読み終えたあと、ほっとできる本だった。
6月 18日 (土) 性質というか

 自分が書く作品に登場する主人公というか語り部は、いつもいつも僕の分身であり僕の憧れでありそして何故かヘタレなのである。
 ヘタレである自分を正当化させたいのか何なのか良くわからんけれども、とにかく自分自身が知らず知らずのうちに作品に投影されてしまって「むがああああ!」と叫びながら殴ってみたくなる時もしばしば。

 小説の中であっても、暴力ダメ、絶対。


 小説を書くとき、僕はこんな感じです。

 <ネタ出し>

 1、書きたいなーと思っているテーマが降ってくるまで待つ。これはもう考え続けるしかない。というか、無かったら書けない。

 2、テーマが降ってきたら、どういう見せ方をするか考える。ここで同時に登場人物や舞台も決まる。資料探しもここでする。

 3、プロットを組み立てる、大まかな流れを作る。

 4、細かいプロットを作る。入れたいセリフとか、そういうのも考える。

 5、ワクワクが高まってくるので、出航します。

 <執筆>

 1、序盤
 はじめは割とスラスラ書ける。しかし、登場人物同士の会話シーンになると止まる。
 会話苦手。

 2、中盤
 ノッてくるとスラスラ。しかし、やっぱり会話シーン苦手。アクションシーンは書いていて楽しい。
 意味があるかどうかは別として、スーパー浅葱タイムなる瞬間もある。その時はめちゃくちゃ楽しい。

 3、終盤
 いつもここで詰まる。
 綺麗に終わらせようとすると、どうしても投げっぱなしになってしまう。
 最後の一文が書けずに数週間悩むことも。今作も、実はその部分で一週間悩んだ。そして今でもこれでいいのかと悩んでいる。

 <推敲>

 1、少し寝かせて、それからプリントアウトして赤ペンを片手に一読。

 2、誤字・表記ゆれチェック。

 3、吐血

 4、いらない文章を削る。もともとそんなにたくさん文字数を稼げるタイプではないので(語彙力不足ゆえ)、削るよりも足すことも多い。

 5、1〜4を繰り返す。


 ……こんな具合です。
 もっと言うと生活のほとんどが、なにか作りたい脳なので、一番時間をかけているのはインプットの時間なのかもしれない。
 そして一番苦手なのはネタ出しか? うーん?


 ◇ ◇ ◇


 近頃ライトノベルを読んでいなさすぎる気がしてならないのだけれども、読む必要がなければ読まなくてもいいのかもだけれども、ライトノベルの新人賞に応募している身としてそれでいいのかと悩みつつ、同時に自分の書いている作品がライトノベルなのかどうかもわからない。

 という、よくわからないことはどうでもいいとして、近頃のライトノベルにめっきり疎くなってしまった。

 「文学少女シリーズ」とか「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」とか「生徒会の一存」とか「バカとテストと召喚獣」とか、話題になったものは一応知っているつもりだけれども、ちゃんと全巻最後まで読んだ作品はほとんどない……。

 最近、ラブコメが流行りなのか?
 それとも前からなのか?
 よくわからない。

 好きな本を好きなときに読めばいいのかな。やっぱり。
 でも、ライトノベルを書くためにはある程度のライトノベル分も必要だよ……ね?


 もっぱら、虚淵玄作品と奈須きのこ作品に影響されて創作してきたので、ちょっと流行りのパターンとは違うのかも知れない。
 というか、ライトノベルを一つにくくるのもナンセンスな気もする。

 自分の好きだった作品の傾向も、甲田学人だったり有川浩だったり、あと上遠野浩平だったりで、やっぱりラブコメ系とは違うのかも知れない。
 別に美少女が出てこなくてもいいよ。萌えキャラ出てこなくてもいいよ。挿絵なくてもいいよ。


 そんなわけで、オススメの作品ないですか。
 西尾維新は読んでいきます。
6月 17日 (金) 音符という記号にうんぬん

 そこにロマンはあるのだろうか?


 東京から来た同期と飲み。
 この頃毎週のように東京から会社関係で人がやってきて、飲んでいる気がする。

 しかし、なんていっても同期はありがたい。
 というのも、会社に行けば全員先輩。それなりに気を遣うし、というか気しか遣わない。
 その辺、同期は気楽。めっちゃ気楽。


 気がついたら、随分飲んでた。日本酒もたくさん飲んでいた。
 気がついたら、クレープを食べてた。

 なんとなく幸せになった。

 そんな週末。


 ◇ ◇ ◇


 短編書き終えた!
 これほど嬉しいことがあるだろうか!

 推敲をして、公開していきたいと思います。
 楽しみー。
6月 16日 (木) 日記的日記

 Twitter始めると、日記の更新が停滞するという話を聞く。
 僕も否定出来ないんだけどさ……始めた当初は、書くネタが全部Twitterに持っていかれてしまっていた。

 ただ、最近は上手く書き分け(と言うのか?)が出来ていると自負している。


 僕にとって、日記は「読んでいただくための文章」で、Twitterは「別に読んでもらわなくてもいい文章」なのだ。

 まず、Twitterはコミュニケーションツールとして、一度に大人数に向けて140文字で言葉を発信できるというのが非常に魅力的。
 ぶっちゃけ「ねむい」とか「つかれた」だけ書いても構わないし、その辺柔軟。
 ある程度リアルタイムにコミュニケーション取れるのも魅力的。「飯どこか頼む」→「うどんは神」って具合に、レスポンスを求めたい場合には重宝する。
 でも、そういう使いた方よりも、「どーでもいいことをどーでもよくつぶやく」ような感じで、読み手のことは何も考えていない、ある種の気楽な文章……というか言葉を発信しているのです。

 一方、日記は、そういうわけにもいかず、そりゃ「どーでもいいことをどーでもよくつぶやいている感」はあるかもだけれども、一応それなりに「読んでいただくための文章」は意識している。

 意味が通じるか通じないかは置いておいて、意味が通じるといいな、という考えのもと、ぽちぽちしている。


 「浅葱つくみの文章は意味が分からない」

 これは、ワリと良く言われることで、特にリアル知り合いから飛んで来ることが多い。
 それに関しては、「すみません、伝える能力と文章力が足りないので、僕が上達するまで、読み飛ばすか想像で補ってください」としか言えない。

 とはいえ、万人に通じる万人向けの文章なんて本当にあるのか疑問だし、逆に一切の主観性を排除して客観的な文章だけ書いたら、それは日記じゃないし、僕もそんなの書きたくない。多分面白くない。
 けれども、専門性に尖りまくった文章を書くことにもどうにも抵抗があって、そういうのは専門ページを作ってやればいいと思ってる。
 今は作ってないけどさ。

 そういうことから、「くらげいずむ」がよーわからん感じの、とりあえず小説書いている感を漂わせている日記だけのサイト、みたいな感じになってしまっている気もするけれど、一応コンセプトは小説創作サイトであって、日記もそちらに準ずる形で書いてはいくつもり。
 いかんせん作品を公開する頻度が少ないってのがネックになってる。

 ……書いてるよ!


 ◇ ◇ ◇


 手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読んだ。

 第二次世界大戦前後の日本とドイツを舞台にしたサスペンス長編モノなのだけれども、タイトルのとおりテーマはヒットラー。
 ……もうね、最初から全力で嫌な予感はしたんだよ。手塚治虫作品は、かなり気合い入れないと読めない作品が多いから。
 この作品は、僕が今までに読んだ手塚治虫作品の中で二番目に疲れた。ちなみに一番は「きりひと讃歌」。これは別の機会に。

 さてさて、この「アドルフに告ぐ」という作品には、三人のアドルフという名前の人物が登場する。
 一人はもちろんアドルフ・ヒットラー。そして、ドイツから日本に亡命してきたユダヤ人のアドルフ・カミル。最後に、日本人とドイツ人のハーフであるアドルフ・カウフマン。

 物語は、アドルフ・ヒットラーが実はユダヤ人の血を引いているという設定で、その証拠となる文書を巡って様々な組織や人物が動いていくという内容。
 もちろん、ヒットラーにとってそんなモノが存在したらどえらいことなので、執拗にその文書を狙うのだが……それを巡る緊迫感がすごい。
 ドイツのスパイは出てくる。特別警察も暗躍する。さらにはゾルゲ事件で有名なゾルゲまで巻き込んじゃう。物語の冒頭に登場した何気ない殺人事件が大きな伏線になっていたりと、本当に多くの存在が絡みあって物語が紡がれていく。
 たまらねぇ。

 カミル青年とカウフマン少年は日本では親友同士だったのだけれども、カウフマンがドイツのナチス学校に入学させられるところから、運命が引き裂かれちゃったりする。
 このカウフマン少年。当初はヒットラーを嫌うのだけれども、徐々にナチズムに染まっていって、学校で優秀な成績を収めていくようになる。
 そして、ある時、訓練でカミル青年の父親を射殺するところから一気に歯車が狂っていってしまう。

 自分は日本人なのかドイツ人なのかという葛藤に悩まされながら、ドイツ人として生きることを決意。
 ある事件でヒットラーに表彰されたことをきっかけに、それ以後はユダヤ人の迫害に積極的になっていく。

 ……もうさ、その転落っぷりっていうのかな。
 本人は「正義」のためだと思っているから、何も悪いこととは思っていないし、良心の呵責も徐々に薄れていくのだよ。
 本当に描き方が巧妙。

 物語の終盤で、特命を受けて日本へと赴いたカウフマンとカミルは再開するのだけれども、そこでとある事件が発生して絶交してしまう。
 「ユダヤ人の誇りをふみにじった!」と怒りをぶつけるカミルに対し、カウフマンは「そんなものがあるものか、下等な寄生虫め」と返し、「お前だけはその言葉をいわんやろと信じてたのに……!」とナイフを握るカミルが切なすぎる。
 やれやれ。

 結局、親友だった二人はそこで別れ、最終的にはイスラエルとパレスチナの抗争において敵同士となり、決闘をする。
 カウフマンは色々な国でそれぞれの正義に振り回せされる自分を揶揄するのだけれども、それがまたもうね、なんというかね、すげぇシーンだと思う。


 テーマがテーマだけに終始重い。
 どうして戦争が起こるのか、ということに対し、人種や血というテーマを持ち出して、ひたすらに訴え続けている。
 重い、重すぎるよ。


 それでも、傑作であることには間違いないと思う。
 ヒットラーの転落も、残酷なユダヤ人の迫害も、戦時中の日本における陰鬱なエピソードなどがふんだんに盛り込まれていて、何気ない一言一言が重い。

 たとえば、空襲後に町医者は「偉い連中は自殺できるからいいけど、一般人はどうしたらいいのでしょうね」と呟く。
 ストーリーには特に関係ないのだけれども、なんか色々な感情が詰まってる。重い。


 でも、全部ひっくるめて、本当に出会えて良かったと思えた作品だった。
 たまんねぇ。
6月 15日 (水) かもめの玉子

 王子と玉子は似すぎていて、よく見間違える。

 岩手県大船渡市の銘菓「かもめの玉子」を生まれて初めて食べて、うんめーうんめー言ってたら、職場のおばちゃんもといおねーさまが大量にくれた。
 ミスター甘党として職場で名を馳せているので、甘いものを投げてくれる皆さんに感謝です。

 草餅美味しいです(もぐもぐ)。

 最近のこっちは涼しいというより肌寒い。
 暑かったり寒かったりでなんとも言えない変な気候だけれども、仙台の人たちは気持ちがいいと言う。
 そうかこれが気持ちいいと言うのか、と気持良さを最大限に満喫してみようと窓を開けてみたら入ってくる風が涼しすぎて閉めました。
 さっきまで半袖の部屋着を着てたのだけれども、あまりの寒さに長袖に着替えました。

 僕がかなりの寒がりってだけなんだけどね。


 ◇ ◇ ◇


 ペットボトル版ウィルキンソンのジンジャエールが発売されたからと言うものの、そればかり飲んでいる僕です。
 そんな辛口を味わいながら、スピッツを聴くなど。

 何なんだろうあの歌詞って具合に、その独特の世界にメロメロ。
 「チェリーとか空も飛べるはずぐらいしか知らないし、聴いてみようかな」という人向けに、これを聴いてみたらいいんじゃねぇの? と独断と偏見でチョイス。
 
 ●初心者向け
 「ハチミツ」「空の飛び方」「三日月ロック」「さざなみCD」
 聴きやすい曲が揃っていると思う。「ハチミツ」の「愛のことば」は本当に名曲だよ。
 
 

 ●中級者向け
 「惑星のかけら」「フェイクファー」「インディゴ地平線」「名前をつけてやる」「Crispy!」「スーベニア」「とげまる」
 聞けば聞くほど味が出てくる、そんな楽曲が揃っていると思う。
 「名前をつけてやる」は初期の名盤。最初から最後までハズレがないよ!

 

 ●上級者向け
 「スピッツ」「ハヤブサ」「花鳥風月」「色色衣」
 ファーストアルバムとか、色々と迷走していたりとか。むしろこういう音作りが聴いていてワクワクするんだけどね。

 

 ●超級者向け
 「オーロラになれなかった人にために」
 挑戦しすぎだよ!


 是非是非。
 オススメ。


 ◇ ◇ ◇


 長編小説と短編小説を同時に書いていて、モチベーションが高まっている方を進めている日々。
 なお、短編小説のほうは書きあがりそう書きあがりそうと言いつつも、納得がいかない部分が出てきては修正している感じ。
 長編はゴールが見えぬ。

 短編の方は完成次第公開する予定。
 「bb」「電愛」に次ぐ社会人三作目で。
6月 14日 (火) 比喩表現

 小説を書くとき、よく音楽を意識することがある。
 というのは、前にも書いたような気がするけれども、また書いてみる。

 音楽を聴きながら、ふと、「そうだ、こんなシーンを書いてみようかな」なんて思い立って、それが形になることもしばしば。
 別に音楽本来の持つイメージと違っていても構わない。自分があくまでどう感じたか、それだけでいい。
 ……いいのか? いいのだ。

 で、最も採用率の高いのがスピッツ。

 ……BUMPではない。スピッツである。


 「漫画化してほしい楽曲、ストーリー性高い「バンプ」が人気」という記事があって、「K」とか「ラフメイカー」とかそういったBUMPの名曲が紹介されていたのを思い出したけれども、BUMPは曲として世界観が完成されきってしまっていているような気がして、なかなか小説には応用できない。

 それよりもスピッツ。
 もちろん独特の世界を持っているパンクバンドであることに違いはない。

 そのスピッツ。
 歌詞の持つイメージの広がりっぷりが半端ない。

 「雲間からこぼれ落ちてく神様たちが見える」し、「五円玉の向こうから呼ぶ」し、「プラスチックでがっかり」するし、「君を不幸に出来るのは宇宙でただ一人だけ」な、そんな歌詞が身体に入ってきたら、そりゃもう化学反応を起こします。
 ……まあ、そんな素晴らしい物が入ってきても、作れるのは、アレ程度なんだけどさ。


 とにもかくにもインスピレーションが湧くバンド。
 最近そのスピッツを聴き返すことが多くなりました。

 すると、以前はわからなかったことがわかるようになって、嬉しくなったと思えば切なくなったり、そして深くなったり、色々です。
 大人になるにつれ、手に入れる物も失う物も多すぎて、思い出とか未来とか過去とか人生とか境界とか、そういったごちゃごちゃのカオスに頭から突っ込んでみるような、そんな日々です。
 何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってきたけれども、今は、無性に、スピッツが聴きたいのだ。

 あとは吐き出せたらな。


 ◇ ◇ ◇


 持つべきものはなんとやら。
 お願いだから、どうか、みんな元気で。
6月 13日 (月) へいじつのすごしかた

 なんだかんだで、わかっているつもりであっても平日は何も出来ない。
 「小説書こう!」と思っても、まとまった時間が取れないので結局何も出来なかったりで、全然進まない進まない……。

 というのは甘えだと気付いた今日この頃。
 書こうと思えばいくらでも時間を捻出できることがわかったし、朝の15分。これだけでも創作に当てることで結構充実感を味わえるようになった。

 一番辛いことは、「俺何もやってない(´・ω・`)」→「明日から本気出す(`・ω・´)」の駄サイクルの中にいること。円環の理に導かれちゃってんな。


 大事なのは、朝。
 これに尽きる。

 本当は出勤2時間前に起きて書くのが良いらしいのだけれども、そこまで頑張れないのが自分。
 会社まで5分で着けるんだから、今仙台にいるうちに頑張れよって何度も思うのだけれども、それは置いておいて、まずは15分間で創作する。

 この創作。
 実際に小説打つのもそれはそれでいいけれども、「気分乗ってきた!」→「うぇwwww時間ないwwww」なんていう状態に陥りがちなので、大抵はノートとボールペン片手に構想を練ることに。
 これがなかなか具合がいい。


 徐々に溜まっていくものを、いずれ勢い良く吐き出すことが出来たら、それはとても気持ちいいことだと思うんだ。
 それが出来ない、しない、やらない、逃げる、から、僕はいつまで経っても口だけの人間なのだけれども。


 ◇ ◇ ◇


 「休日は何をしましたか?」
 「だらだらしていました……」

 なんて言えるかっ!

 でも、事実だからしょうがない。
 しょうがなさすぎるけど、「小説書いています」なんて言った日にゃ……ううむ。

 そもそも、僕、ちゃんと小説書いているのかな……。

 わからなくなってきたぞ。
6月 12日 (日) なんて言えばいいかわからなけどありがとう

 あまり数字を気にしているわけではないけれども、カウンタを見たら65000HITを超えていたので、「おっ」と思った。
 キリ番とか特にやっていないけれども、キリがいいので一区切り。


 このホームページに足を運んだ人の数を表示する、というシステムは結構どのサイトでも当たり前のように行われているけれども、よくよく考えると不思議。
 大きなお店はともかくとして、普通のお店は数えたりなんてしていないと思うし、それをわざわざ表示させることだって無いはず。
 必要なのは、たとえば人数の変移を時間ごととかに細かく分析して、その傾向によってマーケティング手段を変更するとか、そのためのツールにするときぐらいじゃないのかな。

 僕のサイトも、一応いつ何人来たか、ということはわかるようになっているし、アクセス解析も設けている。
 ……がしかし、それが役に立っているかといえばそうでもない。

 この時間は人が多いな……まだまだVistaの人多いな……ケータイ用にサイトを作り直すか……?

 とか、そんなことを一切していない身なので、やっぱりどうでもいいのかもしれない。
 いや、どうでもよくないか。自己満足という立派な目的があった。


 というわけで、この65000HITというものも自己満足には過ぎないのだけれども、でも、それでもこの満足を得ることが出来たのは皆さんが足を運んでくれたおかげ。
 自分で踏んだ数はカウントされないようになっているので、本当に65000回人が訪ねてきてくれました。
 ありがとう。


 このサイトが10万HITを超えるなんていう時が来たりもするのかな。
 ずーっと長く続けていればいずれは達成する数字なのかもだけれども。

 一日大体20人。
 5日で100人。

 まだまだ先は長いようです。


 ◇ ◇ ◇


 アクセスアップを狙って何かしているかといえば実のところそうでもないのだけれども、最近は専らツイッターで公開しているプロフィールから飛んでくる人が多い。
 「日記更新しました」とかでリンク貼った場合、どうなるのでしょうね。試してはいないけれども。
6月 11日 (土) かっと

 今日は髪を切ってきたよ。

 仙台で髪を切るのは初めて。
 新しい美容院を開拓するのって怖いのだ。
 何故なら、東京では小学生の頃から十年近くずっと同じところを利用していたから……!

 でだ、開拓してみたら今日行ったところは腕も良く、好みの髪型にしてもらえました。
 サービスもなんか充実していたし、満足満足。

 とりあえず次回以降も使ってみようかな、とそんな気になるようなところでした。


 切っている最中に、美容師さんが「あ、時間っスね」と言った。
 時計を見たら、2時47分。そうだね、三ヶ月だ。


 ◇ ◇ ◇


 二日連続で日記の内容がやたら短いような気がするけれども、別に連続更新を狙い続けているとかそういうわけではなくて、書いている途中でネタが尽きたからなんだよ。本当だよ。


 <WEB拍手>

 >>痛車って走らせると思い切り汚れそうだよね、観賞専用かしら?

 「痛車で河口湖まで行ってきました!」と書いてあったので、思いっきりぶっ飛ばしているようです。
 なんともなんとも……その辺も気になるところ。
 まあ、車なんだし走らせてナンボとは思うけれども、やっぱり大切なモノだと躊躇しそう。
6月 10日 (金) 誰よりも早く駆け抜けたい

 一週間が終わったわけで、今週はやたら長く感じました。
 いっぱい色々なところを回ったからも知れないけれども、とにかく長かった。

 夜の時間帯に予定が詰まっていることが多かったかも知れないし、暇を持て余す時間が多かったかも知れない。

 時間の長さは一定じゃないんじゃないかって。


 一人でいるときの夜は本当に早く過ぎ去っていく。
 金曜日だけど、すぐに土曜日が来て、そして土曜日はすぐに終りを告げ、日曜日になれば一瞬で終わる。
 そしてすぐに月曜日が訪れるのだ。

 ああ、月曜日面倒。
6月 9日 (木) ぐらふぃぐらふぃ

 面談ということで、東京からわざわざ人事部の方に来ていただき、お話を交え、その後飲み。
 さらには東京から先輩が駆けつけて、ハイテンションっぷりを遺憾なく発揮していただきました。
 愛すべきテンションの高さ。

 「いやーどうもどうも、元気にしてたー? 久しぶりだねぇ! とりあえず生搾りレモンサワーを絞った状態で! あと、ソーセージなんたら、あ、ごめん、なんたらチーズ! よろしく!」

 ( ゚д゚) ←お店の人

 「もしかして、生搾りレモンサワーないですか?」

 問題はそこではない。多分そこではない。

 出向の身で、しかも被災しちまったということで大変心配していただいたけれども、最後は安心していただけたようです。


 ◇ ◇ ◇


 「気を遣わなくていいよ」と最近良く言われます。

 誰かに伺いを立てて誰かに伺いを立てて、と顔色ばかり伺って生きているせいかもしれません。
 空気が読めない自分が嫌いで嫌いで嫌いで嫌いでたまらないので、なんとか努力しているのですが全て空回りしていました。
 開き直って、「空気読めなくてもいいか」と言う気分でいると、「お前はダメだ」の声が飛んで来るので、どうしたものかとグルグルしてきました。

 それが東京での話。

 東北ではそういうこともなく、「気を遣わなくてもいいのに」と言われるだけで、「気を遣えない」ということに関しては何も言われません。

 去年一年、「今年の新人は問題だ」「一体何を考えているのか」という言葉を「人づてに」訊いてきたのが、ちょっと効いています。
 直接言われることはあまりなく、間接的に間接的に「ひそひそ」されてしまっているようです。

 東北でも「ひそひそ」されているのか。
 それはわかりませんが……とかくに、社会というか組織というか、人が集まるところでは「そういうもの」が発生してしまうようです。

 誰が悪いでもなく、彼が悪いでもなく、ただ新人という存在が話のネタとして使いやすいのかも知れません。
 自分が思っているほど、目をかけられていないような気もします。というか、考えすぎか。


 東北の人たちには、本当に助けられながら生きています。
 居心地が良い空間です。

 そういう意味で、運が良かったのかも知れません。
 もしくは、運命なんてものなのかも知れません。

 とりあえず、なにも出来ないけれども感謝。色々なものに。


 ◇ ◇ ◇


 今年の新人が、社内の人向けのブログにて「痛車」について熱く語っているのを見て、えらく感動。
 すげぇ、ランカちゃんが思いっきり某会社の某車にプリントされてるよ! と、その記事の写真を見てまたえらく感動。

 きっと、知らない人ばかりだと思うけどなぁ。
 「ご存じないのですか!?」と言ってみたい。

 それはさておき、「痛車」といえばいわゆる萌えキャラをプリントした車でありますが、その性格上、ヒジョーに金のかかる趣味というか、もはやポスターとか抱き枕とかフィギュアとかそういうのを超越した最高点に達している存在だと思います。
 もっと言えば、最上級の愛すべき馬鹿だと思います。キングオブ親泣かせだとも思います。

 そんなことはいいとして、そこまでぶっ飛んだ趣味の持ち主、僕は今まで会ったことはない。
 それが身近にいて、そりゃもうなんだ、話を聞いてみたいと思ったわけだ。
 身近と言っても彼は東京にいるし面識ないからなかなか会えないのだけれども……。

 恐らくプリントしたからには、いわゆる「俺の嫁」と呼ばれる最愛のキャラクターなのだと思われます。
 ただ、いまや萌えキャラクターは消費されている文化。次から次へと新キャラが登場しています。
 つまり、どんどん新しく好きなキャラクターが出てきてしまうこともあれば、それまでのキャラクターが風化してしまうのだって早いはず。

 オワコン(終わってしまったコンテンツ、の略らしい)、という言葉が出てきたのも、そういう背景があるのでは、とかなんとか。
 だから、「マルチは俺の嫁」と言い続けている人は賞賛したい。

 閑話休題。

 訊きたいのは、その「俺の嫁」をプリントした際の覚悟とはいかほどのものなのかということだ。
 僕にはそんな覚悟なんて無いし、そもそも嫁がいない。

 ランカ・リーなんて、今が旬。
 さて、数年後その車がどうなるのか。どうするのか。

 どれだけの覚悟があったのか。
 非常に気になるね。うん。
 そして出来れば語ってほしい。受け止めてみたい。


 でも頼むからTPOはわきまえて欲しい。社内ブログにはあまり書かないで欲しい。
6月 8日 (水) 多分、曖昧に

 気仙沼に行ってきた。

 宮城県ではあるけれども、仙台からはかなりの距離があるということで一関まで東北自動車道でぎゅーんと北上。そこから、山の中の道をうねうねと一時間。
 合計二時間で到着。

 フカヒレが美味しいというその港町は、やっぱり存在していなかった。

 わかってたけどさ。


 気仙沼を少し抜けて、唐桑半島というところに行くときれいな青い海と緑の山が広がっている。
 のどかで、ゆったりとしていて、空気も澄んでいて、本当に素敵なところなのだ。

 東北には綺麗な場所がたくさんある。
 そういうところもたくさん見ることが出来たし、これから先、もっともっと見ることができると思う。

 震災に負けずに松島は観光業を再開しているようだし、仙台は平和になったし、平泉の中尊寺は世界遺産に登録されるということで湧いています。
 是非どうぞ東北へ。僕もまだまだたくさん廻りたいところがあるのだ。

 山形の加茂水族館とかな!
 クラゲがたくさんいるんだって! クラネタリウムとか、僕を萌え殺しに出来るんじゃね?


 ◇ ◇ ◇


 「世界の終わり」というちょっと変わった名前のバンドを知りました。

 

 

 「きっと好きだと思うよ」と紹介してもらったら、本当にストライク。
 ポップなメロディと優しいヴォーカルで聴きやすい曲なんだけれども、歌詞ではとんでもねぇことを言っていたりする。
 その歌詞がとても胸に響く。ちょっと考えさせられる。

 人を選ぶバンドではあると思うけれどさ、これからどうなっていくのか気になる。


 <WEB拍手>

 >>>制作ノート(将来の黒歴史ノート)
 >>その黒歴史って響きが自嘲的だなぁ。。。
 >>そんなに自信がないなら書かなきゃいーじゃん。
 >>アーティスト志向ならもっと傲慢なくらいで丁度いいよん。

 そう言われてみてふと思ったのですが、自分が今までに作ってきたものとか書いてきたもので(制作ノート含めて)、黒歴史と自分が思うようなものは無いってことに気付きました。
 未だに小学校時代のネタが些細なことに活かせることもあったりするし、自分が積み重ねてきたものであることに違いはないので。
 その時の自分が何を考えていたかってことは、その時の記録でしか残せないので、絶対に消さないようにはしています。
 ただ、それに自信があるかどうかと言われればちょっと疑問なんですけどね。とても人には見せられない……。
6月 7日 (火) どんな顔をしたらよいのか

 もう慣れた。

 ……とはとても言えない被災地調査。
 今日は北上川と呼ばれる川の周辺にある、北上町というところまで行ってきました。
 エリアで言うと、石巻。

 本当は昨日行けるはずだったのだけれども、北上川を渡るための橋の半分が見事に消滅しており、渡れなかったのです。

 信じられない。
 川を逆流した津波が橋を破壊して、その破片がさらに上流に刺さりながら沈んでいるんだぜ?


 そんな北上町は、今までとは更に違った意味で壊滅的な被害を受けていた。
 砂浜が街の中にまで広がっているような感じ。

 道路は無い。
 けれども名残はあるのでそこを通って行く。
 途中では、くしゃくしゃに紙を丸めたような形の車があったり、電柱が逆さまに刺さっていたり、数十メートルの高さの岩肌が削り取られるような形で露出していたり。
 波の破壊力ってなんなのよ。

 赤い旗を見るたび辛くなる。
 ご遺体が埋まっていますよ、のサイン。
 そこにまだあるのかどうかはわからない。カタチが残っているのかもわからない。


 こんな日記ばかり書いているのもどうかと思いつつも、書かずにはいられない。
 現地に行くまで、やっぱりリアルなものとして認識出来ていなかった。
 「被災してしまいました」とやたら被害者ぶって平和な地で安穏と生活しているのが、本当に恥ずかしい。

 だからって落ち込んでもいられないわけで、自分にできることといえば元気を出すことぐらい。
 今は楽しく、会社で働かせていただいています。感謝。


 ◇ ◇ ◇


 会社の飲み会で、東北各地の人たちとの懇親を行なった。
 電話では話したことはあるけれど、実際に会うのは初めての方たちで、「どうも東京から来ました」と挨拶挨拶。

 課長に「スピーチしなさい」と無茶ぶりをされたりとかしたけれども、楽しい時間を過ごせました。

 福島の方の話を聞いたのだけれども、自衛隊で働く息子さんがいて、それこそまさに福島第一原発周辺に派遣され、遺体回収などを行っているそうな。
 「とにかく精神を病まないように。どうしても無理なときは逃げてきなさい」と言い続けているそうだ。
 その息子さんの言葉「遺体は見えるいい。放射能は見えないからこそ怖い」が、なんか来た。

 でも同時に「若い人は、とにかく笑いなさい」に救われた。


 ◇ ◇ ◇


 別に病んでいるわけでもなく、いたって本人元気でやってるさ。

 元気だからこそやっていけているのだ。
 小説だって書いちゃうのだ。

 弱い心はすぐに持っていかれるから、引っ張られないように励んでいるさ。
6月 6日 (月) 大自然の驚異とか

 先日のこと。

 半田屋という安いチェーン定食屋でお昼を食べた後、駅前のヨドバシカメラを冷やかして、スターバックス行きてぇ、と復旧後初めてスタバ特攻。抹茶ラテを飲みながら、制作ノート(将来の黒歴史ノート)を片手に構想を練っていた。
 ……ら。

 (・∀・)!

 と、ヒラメキがあったので、ジュンク堂へ。

 資料探し、資料探し!
 と、民俗学、宗教、世界史、日本史の棚をウロウロ。

 どーでもいいけど、民俗学の棚で本を探しているときに、やっぱり本を探している別の人と会うと、妙に気まずくなるんだよね。
 なんなんだろう、アレ。

 そして探すこと数分。
 ……無い。

 そりゃそうだ。
 目的もなく、ただ、あるかも知れない、で探して見つかるほど本は甘くない。
 じゃあどうすればいいのか。
 そんな時こそ検索システム! と思いきや、検索システムが故障中。

 ではお店の人に聞いてみよう!

 「すみません、ヴードゥー教の本ってありますか?」
 「はい、こちらです」

 『武士道』


 (´・ω・`)


 それはそれでまあ仕方がなかったのでいいとして、今まで欲しかったけれど買っていなかった「類語辞典」を購入。
 これでちょっとは語彙力を増やせたら……いいかな?


 ◇ ◇ ◇


 今書いている短編が完成したら、長編の続きを書いていきます。
 でも、資料が欲しいです。というか、図書館が欲しいです。
 近所の図書館は、地震で大打撃を受けてしまったんじゃあ……。


 ◇ ◇ ◇


 今日は一日中車に乗って、被災地を移動していました。
 具体的には、牡鹿半島と呼ばれるところを一周して、北上のち女川などなど。

 いやー……何度見ても見慣れることはない。
 思わず「なんだコレ?」と言ってしまうレベル。
 道もなければ家もないし、目的地は崖下に落ちて転がっていた。


 女川は街消滅。

 凝縮された磯の臭いが叩き付けられるように鼻腔を貫くのは勘弁。海水を被った建物の中から漂ってくるんだよね。
 プランクトンとか魚とかの、死の臭いってやつ。

 どうしても臭いには慣れない。

 ホントもう、ため息しか出てこない。


 明日と明後日、あと二回、被災地に行きます。
 いよいよ気仙沼。


 <WEB拍手>

 >>キリストつながりで次の連休は聖痕のクェイサーのレビューですね、期待してます><
 そもそもアレをソーマとか言っている時点で、何なんでしょうねアレ……。
 キリスト教なのかなアレ……。
6月 5日 (日) しびれるような眼差しをずっと忘れないで

 「マトリックスレボリューションズ」を観た。
 アツい、やっぱアツい。

 以下ネタバレを含みすぎる雑多な感想。

 そして初めて観た当時は全く理解できなかったことが色々と理解できて、なるほどこういう構造だったのですな、と納得。大満足。
 「ゲド戦記」のように、自分の影との戦いってのはやはり永遠のテーマなのかも知れない。
 最強の敵は自分自身とな。

 「敵と味方が仲良くするにはどうしたら良いですか?」

 「マトリックス」ではずっと機械VS人間の戦いが繰り広げられていて、特に「リローデッド」と「レボリューションズ」ではそれが顕著なのだけれども、まあ……とにかく機械ってのは強い。
 そんな敵との戦いを止めるために主人公のネオは機械の親玉のところへ単身突っ込んじゃう。格好いい、これすごく格好いい。
 奇跡の力で機械の軍団を二つに裂きながら突っ込んでいくのは、まるで「旧約聖書」のモーセのよう。
 「何なのその力」って疑問も、「救世主だから」で済んじゃう。ゴッドパワー万能。

 でも、救世主ってのも世界におけるシステムの一部でしか無いなんて、そんな現実がぶつけられちゃってる。
 なんなのこの皮肉。アメリカさん格好いい! 神はシステムである。

 救世主は世界をリセットしてもっと良くしていくプログラム。結局、機械に利用されちゃうだけ。
 じゃあ終わらない連鎖を止めるにはどうしたらいいんでしょう?
 機械VS人間の二項対立の構造をぶっ壊すにはどうしたらいいのでしょう?

 「共通の敵を用意すればいい」

 答えは至ってシンプル。
 ルパンと銭形警部が協力するには、カリオストロを出せばいい。
 アメリカとロシアが協力するには、中国や日本を高度成長させればいい。
 全世界が協力するには、宇宙から侵略者が来ればいい。

 ただ、「マトリックス」が普通じゃないのは、共通の敵とやらを物語の中の人物が作り出しちゃうことである。
 「そうしたら戦争終わるよね?」だなんて考えて、エージェントスミスをパワーアップさせちゃう。
 メタ的な視点から語られすぎて、もう途中から頭がわからなくなってくる。

 結局、機械にとっても人間にとっても驚異となるプログラムが構築され、現実世界にもその魔の手を及ぼし始める。
 ネオは負けるとわかっていながらそれに挑み、自分の中に取り込んで一緒に消滅していく。

 ……なんだこれ、人々のために自ら犠牲となって世界に平和をもたらす。
 これはつまるところ、ネオもイエス・キリストと同じ道を歩んだということですかな?
 視力を失い、ふらつく足で機械の山を登っていくネオの描写は、ゴルゴダの丘を歩くイエスなのかしら?


 色々言っても、結局はキリスト教の影響が本当に色濃く出ている作品であることは間違いない。
 ヒロインのトリニティって名前だってそうじゃない。
 彼女の役割は、ヨハネ……もしくはマグダラのマリアってところかな?


 とまあ、書いてみたけれども、僕だってそんなに深い知識を持っているわけではないし、きっともっと色々とわかりやすい解説をしているサイトがあると思うんだ。
 今さら「マトリックス」について、あーじゃないかこーじゃないか、なんて言うのも遅いしね。

 でもまあなんだ、面白かった。
 それは間違いない。


 ◇ ◇ ◇


 明日は、牡鹿半島をぐるっと回る予定。
 金華山とやらを、一度拝んでみたいものだ。
6月 4日 (土) しかしまわりこまれてしまった

 「マトリックス」と「マトリックスリローゼッド」を観た。
 どちらの作品も観たことあるし、特に一作目なんて何回観たかわからないけれど、それでも観ようかな、と思ったんだ。
 前に観たのはいつだったか……高校生の時かな? もう記憶に残ってない。


 エンターテイメントを作る上で、ハリウッド映画って結構参考になると思う。
 どうやったら面白くなるか、を追求して追求して追求され尽くして作られた作品であるがゆえに、面白くさせるための要素がたっぷりと詰まってる。

 たとえば、気持ちよさ。

 作品を観る人が何を期待しているのかは色々だと思うけれども、その中に、ある種の快楽を味わいたいんじゃないかな。
 カタルシスを得るとか言われるけれども、物語の主人公と一体となって困難にぶつかって、それを乗り越えた瞬間の開放感とか、まさに典型。
 ハリウッド映画はそこのところよく出来ていて、別にアクションでなくてもいい。ヒューマンドラマだっていい。

 たとえば「レインマン」って作品がある。最初はなんとなくフラストレーションがたまっていくけれども、ある地点を超えたあたりからなんかこう、ぐっと気持ちよくなる。
 どうして気持ちよくなるか、は敢えて語らず。ネタバレ防止。これ、逃げの一手。


 前置きが長くなったけれども……「面白い小説を書きたい!」ということのための参考作品として、「マトリックス三部作」を選んでみたんだ。
 別に他の作品でも構わなかったけど、それでも「マトリックス」を選んだのは、預言者だの救世主だの白いウサギだのうんたらかんたらという、うろ覚えの設定が、深いものだった……ような記憶だけしていたので。

 で、観てみたら、なるほど色々と詰め込まれてますね、と。

 大学で学んだ授業の中でも相当面白かったものに「哲学」があるのだけれども、「マトリックス」はまさに哲学的な内容がたっぷりと盛り込まれていると思う。
 「目の前にあるアイスクリームを食べるとストロベリーの味がするのは何故?」
 こうった問題を出されて、あーだこーだ話すのが好きでした。

 考えさせられたのは第一作目の少年のセリフ、「スプーンは曲げようとしても曲がらない。スプーンは無い、曲がるのは自分自身だ」みたいなこと。
 うひゃーたまらない! 意味わからない!
 「何故、旗はたなびくのですか?」→Aさん「風が動いている!」Bさん「旗が動いている!」→先生「動いているのはあなたの心です」って具合に意味わからない!

 でも、意味がわからなくてもなんとかなっちゃうのがエンターテイメント。

 ネオが、修行や問答(坐禅や公案か?)の末に悟りを開いちゃう、なんて、もうアツい展開そのものじゃないか!
 銃弾止めちゃうんだよ? 速さを追求し続けちゃって、悪役であるエージェントの速さを超えた先にあるものは、「銃弾はかわすまでもない」という答え!
 アツいねー。


 そんなこんなで、すっかりアツくなってしまった。
 今さらすぎるけど、真面目に観てよかった。
 改めて振り返って観てみると、自分の知識も増えているから理解できることも増える。

 明日は「マトリックスレボリューションズ」観ようと思う。
 わくわく。


 ◇ ◇ ◇


 潔さって大事だよね。

 

 リアルは隣にある。
 画面の中には無い。
6月 3日 (金) 世紀末

 今日も石巻に行ってきた。

 今日は先日とはルートを変え、市街地の方にも足を伸ばした。
 ……自衛隊の車両が激しく行き交いして、瓦礫の山を撤去し続ける、まだ片付いていない町並みも見てきた。

 たくさんの家があって、たくさんの人がそこで生活していたかと思うとなんとも……ね。

 泥水の中を通ると、自衛隊の方が必死に瓦礫を取り除いている。
 建物は残っていないか、骨組みだけになっている。
 ガソリンスタンドに、家の二階部分が突っ込んでいたり、船が刺さっていたり。
 昨日も一昨日も見たけど、ダメだ、何回見ても意味がわからない。


 テレビじゃわからないことってたくさんある。
 今回強く感じたのは、臭い。

 瓦礫の山や津波に襲われた町を、テレビで観る機会は何度もあったかもしれない……がしかし、それでも臭いまではわからん。

 石巻の街に降り立つと、濃厚な磯の香りが漂ってきたのだけれども、それがなんとも……おかしい。
 海の香りってこんなんでしたっけって思うぐらい臭い。
 なんというか、色々なものが腐ってしまったような。
 そりゃ街全体一度海水をかぶって、それがそのまま残っているわけだから……うん。


 あと埃……砂塵?

 交通整理している警官は、マスクを装備しているけど、それがもう真っ黒になっているぐらい埃が舞っている。
 少し高いところの橋なんかを通ると、周りが見えなくなってしまうほど。
 遠くから海岸沿いを見ると、そこに埃が舞っているのがよーく見える。

 埃というのか、砂塵というのか、わからないけど……もうなんだろうね。


 形容する言葉が見つからないのだけど、倒れた信号機とか、ボロボロになった商店街とか、まるで映画のよう。
 そんなリアルに触れてしまうと、出てくるのはどうしてもため息だけ。
 仕事とはいえ、辛い。


 来週は気仙沼に行くよ。
 すんげー遠出だけど。
6月 2日 (木) HPがたりない

 石巻に行ってきた。

 ……町が消滅している、というのは何度見ても見慣れることなんて無い。
 僅かに残っている残骸が、そこに家が存在したんだよ、というのを表している。

 道路の両端には瓦礫の山、流された車とか船とか色々。
 赤い罰印がついている車の中には遺体があったのだと。今日何台見ただろう?

 もうすぐ震災から三ヶ月経つというのに、未だに余震は来る。
 今日も大きい地震が新潟の方であったようで……こっちは大丈夫だったのだけれども、そのあとも頻繁に揺れたみたい。
 まだまだ地震の恐怖は続くようです。


 そんなことよりも、今日は一日中運転していたのでごっそりと精神力を持っていかれた。
 明日も丸一日運転し続けることになりそうです。


 ◇ ◇ ◇


 「第1回講談社ラノベ文庫新人賞」に先日投稿しまして、人生初の新人賞への投稿になりました。
 まあ……どちらかと言うと、出さないよりも出したほうがいいか、ということでありまして、目標は一次選考突破。その先はわかりません。
 それよりも次の作品を書かないとアカン。作品を完成させたからには次の作品を書かねば! と意気込んでいます。

 大事なのは数だと思っているので。
 いかに早く、次の作品を書けるか。
 その点、僕はダメダメなんだけど。

 では、次なる目標は何か?
 と探していたら、これ発見。
 「第1回講談社ラノベチャレンジカップ

 ……講談社、頑張っちゃってるね。
 そりゃそーだろうなー……ライトノベル業界に関しては完全に出遅れているからな……。

 ぶっちゃけ、両者の違いが全く見て取れないのですが、前者は「なんでもOK」だったのに対し、後者は「10代後半〜20代前半の男性向け」となる。
 僕もギリギリ20代前半なので(うわ、こんな言葉使いたくなかった)、まだまだナウなヤングの気持ちはわかるよ!

 果たして自分が書いてきた作品がライトノベルと呼べるものなのか怪しいけれども、周囲の評価は
 「ああ、ラノベっしょ?」「魔法少女降ってこねーかな」「生身の二次元にすら興味ない」なので、別に問題はなさそうだ。


 書こっと。
6月 1日 (水) 寒すぎる日々

 10度を下回る気温です。
 もう6月なのに! と言いたくなってしまう東京育ち。東北ではよくあることのようです。

 「半袖? 必要ないよ」
 「マジすか」


 そんなわけで、暖房を入れようか入れまいか悩むこと数時間。
 でも暖房を入れていたシーズンの電気代を考えると、入れるわけにはいかない気もする。
 結局、布団を被ってぬくぬくすることに決定。ぬくぬく。

 まずね、6月なのに寒い寒いなんて感じることがあるとは思わなかった。
 すげー仙台すげー。

 でも、意外とカラッとしていて、雨が降った後もジメジメしないのは素敵。
 冬の乾燥っぷりはすごかったけど、結構過ごしやすいのかも知れない。

 「君は冬を知らない」
 「覚悟しておきます」


 ◇ ◇ ◇


 今日は、閖上(ゆりあげ)と七ヶ浜というところまでお仕事で行ってきた。

 そこに何があるのかというと、何もなかった。

 全部波で持っていかれてしまって、建物の構造すらも残っていない。
 路上に船が倒れていたり、田んぼに折れた電柱が刺さっていたり。
 比較的新しい家は、何とか残るようだけど、それでもやっぱり見るも無残。

 津波、恐ろしい。

 あの震災からもうすぐ三ヶ月。
 綺麗になったかと思えばそうでもない。まだまだまだまだ瓦礫の山はたくさんあって、キリがない。
 当然、人は住めそうにない。

 ちなみに探していた建物は、そこにはなかった。
 なくなっていた。
 数百メートル先で発見された。
 以前建っていたそのままの形で、地面ごとスライドして。

 「ありえない」が、そこにリアルとして存在していて、とても鳥肌が立った。

 車から降りて海岸を歩いてみたよ。
 砂浜には色々なものが落ちてた。本当にたくさんのものが落ちていた。
 ものすごく濃厚な磯の香りが気持ち悪かった。本当にそれが磯の香りなのかわからんかったけど。


 明日は、石巻に行ってくる。


 <WEB拍手>

 >>ファンタ自慰?
 だいたいあっているから困る。

 >>ファンタジーでGといえばGファンタジーとか思い浮かんだぞ俺
 我が家にはやたらGファンタジーの作品が多いのです。
 それもだいたいあっているから困る。

 >>どうでもいいけどゾンビ・・・いいよね・・・
 ゾンビと一言で言っても色々なパターンがあって、それこそゾンビ一本で本が書けてしまうほど奥が深い。
 グールとかナゴーブとか色々派生しちゃうし……何よりも倒しても倒しても死なない設定とかなかなかアツイ。
 ホントゾンビいい。ネクロマンサー少女の小説、また書こうかなぁ……。

 >>つまり設定厨を極めるなら、トールキンさん並みになれ、ってことね。。。
 トールキンは設定厨にあらず!
 トールキンレベルに世界を構築できたら、それはもう、とんでもないことです……。

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