11月 13日 (火) どこまでも白い感じで 気がついたら今年も11月。 会社の人が、受験生の三者面談とか話しててもう冬期講習とか言っているのを聞いて、もうそんな時期かと驚いたのである。 僕にとってはまだ夏が終わったばかりなんだが……そうか、こんな時期か。 仙台に来てから1年と半年が経って、そろそろ「東京に戻す」という単語がちらほら出始めて、まだはっきりとは言えないのだけれども、東北の地を離れることになりそうだ。 それでも最後の一日まで、今の仕事は全力で取り組んでいかなきゃって。 ……思えていればいいんだけどなぁ。 ◇ ◇ ◇ 困ったことに現在、何もやる気が起きない。 宅建の試験が終わったら、小説書いてベース弾いてバンドやって……とか色々考えていたのだ。 が、家に帰ればPCの前に座ってぼーっとして、日記に思いをぶつけることもなく、本当にぼーっとする日々。 先週一週間は本当に何もしなかった。 土日も何もしなかった。いいのかいなこれで? やる気が起きないのは仕事が充実しているせいではないのかと考えてみたのだけれども、仕事の方も困ったことにやる気が起きない。 もちろんやる気があろうがなかろうが、目の前にはやらないといけないことがあるわけで、それはこなしているのだけれども、まず朝起きることが出来ないという。 うーむ。 寒くなってきたし、全力で体を温める方向にしているのだけれどもなんともはや……。 ただ、こういうのって波があるし、何度もこのやる気ない状態ってのは過ごしてきたからわかる。 僕はそもそもそんなに、やる気のある人間ではない! 現実逃避は大好きなんだけどなぁ。 夢の中に飛び込みたいじゃないか! あとは妄想とか。 ◇ ◇ ◇ それはそうと、年末「COUNTDOWN JAPAN」を観に行くことになりました。2日目だよ。 最近愛してやまない「フラワーカンパニーズ」なるバンドが出演する日なのだけれども。他にも「Nothing's Carved In Stone」とか「サカナクション」とか「ACIDMAN」とか観てみたいバンドが幾つか出演するので楽しみなのです。 ACIDMANとか、「赤燈」しか知らないけど。 あとは……「マキシマム・ザ・ホルモン」! これは外せないよね。間違いないよね。 ◇ ◇ ◇ スティーブン・キングの「小説作法」を読了したよ。 今まで色々な小説の書き方本を読んだけれども、これはちょっと特殊だった。 というのも、冒頭はスティーブン・キングの生い立ちが描かれている。 医者が嫌いになった話とか、兄弟とイタズラをした話とか、そういうのがいわゆるキング節で書かれている(訳されちゃっているので、ニュアンスがちょっと怪しいけど)。 で、大事な小節の書き方は途中から始まるのだけれども、これがまた独特の発想。 万人受けするもしくはさせなきゃいけないハウツー本と違って「俺の場合はこうだよ」というのが、本当にユーモラスに描かれている 「構成は練るな」「キャラクターが自由に歩き出す」「受動態は嫌い」などなど。 文法の部分は言語が違うのでなんとも言えないのだけれども、それでもなるほどなーって納得させられる部分も多数あったりして、なんというか「小説作法」というよりも、スティーブン・キングという個人の語りとして面白かった。 冒頭の生い立ちで描かれた内容が、上手い具合に入り込んできて、普通の小説ならば伏線とかそういう言い方するんだけど、まあ、それもまた書き方が上手くてユーモアセンスに溢れているってことなのかな。 本当に残念なのは訳なんだけど、こればっかりはどうもね。 原文を読んだからといってそのニュアンスが伝わるかどうかは文化の違いもあって難しいと思うけれど……。 久々に読んだ本で久々に当たった。 こういうのは本当に嬉しい。 |