2012年 8月
徒然日記

8月 31日 (金) やっとこさ終わった

 一週間が終わった。
 何も予定がないというのは寂しいもので、会社と自宅をただ往復するだけだし、自宅にいれば何だかよくわからないままに時間が過ぎていくし、これは精神衛生上もよくなさそう。
 土日も特に予定があるわけでもなし、これは良くないので、お勉強することにします。


 ◇ ◇ ◇


 ケータイをXperiaからXperia GXに買い換えたのだけれども、その際にメモリーカードの容量もぐんと大きくしたため、今まで入りきらなかった音楽がたくさん入るようになった。
 で、せっかくだからとランダム再生していると、「ああこれ大学の時によく聴いたなぁ」なんて曲が流れてきて、その聴いていた当時のことを思い出してしまったりする。
 音楽と思い出ってセットになるので、そのとき聴いていた音楽がまさに思い出の一部なんだよね。

 bakerさんの「サウンド」を聴いて初音ミクが出たときは驚いたなぁなんて思ったり、シドの「嘘」を聴いては就活辛かったなぁって感じたり、スピッツの「楓」を聴いて云々……。

 ね。

 残念ながら、小学生や中学生の頃はポピュラー音楽にほとんど興味なくて、the Beatlesぐらいしか思い出がないのだけれどさ。

 何が言いたいかって、特にオチもないんだ。
 ただ、こんなことがあったって、それだけなんだ。

 今聴いている曲たちも、思い出になるのかなぁ。
 ああ、仙台で一人夜に聴いたなぁ、とか。


 ◇ ◇ ◇


 ジュンク堂に立ち寄った。
 ジュンク堂って他の書店とは雰囲気が違っていて結構好き。よく整理されている空間っていうのかなんというか。
 とりあえずディスプレイの仕方が好きだ。平積みが本棚で立っているのが好きだ。

 それはさておき、ジュンク堂といえばジャンルの見出しが非常にわかりやすいことで、遠くからでもあっちが文芸かーとかこっちが芸術ねーとか見えるのが特徴だと思う。
 そんなこんなで普通に歩いていたら目に飛び込んできたのは「幻想文学」。

 ……ほう、と胸を高鳴らせて行った先には、普通の本屋では世界史コーナーに置いてあったりサブカルチャーに置いてあったりでとにかく探しにくい、ファン タジーとか魔術系とか東洋系の妖怪とかグリムとかクトゥルフとかラノベ作家向けのネーミング辞典とか、そういう本がズラリ。
 ……なんつーか時代っていうのか、流行りなのか、とりあえずここに来れば設定だけご立派なライトノベルは好きなだけ書けるって思った。

 クトゥルフ神話が人気なのは今に始まったことじゃないけれども、ここのところ随分プッシュされているようで、逆に北欧神話が下火な気がするから、これからは北欧神話じゃないですか奥さん!?


 ◇ ◇ ◇


 設定だけご立派とちょっと皮肉めいたことを言ったけれども、設定がすっからかんの「とりあえず書いてみました」な作品が多いこと多いこと。
 それなりにそれっぽく、村上春樹チックなもしくは伊坂幸太郎チックなもしくは森見登美彦っぽく、そんな感じの文体を真似て中身がありそうでない作品がごろごろしているのには辟易する。

 主人公が斜に構えたような自分語りでスタートしたら、その時点でその物語はありふれている作品のような気がするよ。

 どちらかと言うと僕自身、設定が殆ど無いところからスタートしてそのままゴールまで書ききってしまうことが多いので、設定がちゃんと構築されている作品ってのは憧れるし、すごいことだと思うよ。

 別に、特定の何かを否定しているわけでもないよ。皮肉でもないよ。
 強いて言えば、自戒かな。
8月 30日 (木) 燃え尽き症候群

 色々な予定がありすぎた7、8月。
 特に7月なんて毎週何かしらの予定があったし、8月に入ってからもコミケを始めとして夏休みやら何やらでとにかく充実していた。

 ……が、それを全部消化してしまうと、残ったのは宅建のお勉強だけ。

 宅建「やあ、仲良くしようぜ。これからは二人っきりだ!」
 僕「嫌だ! 僕はコイツと逃げるんだ!(ガシッ)」
 ベース「だが断る」


 ◇ ◇ ◇


 今朝大きな地震があって、久々に身の危険を感じた。
 僕の住む仙台宮城野区は震度5強ということで、一年ぶりの揺れだった気がする。
 何か家の中で壊れたりするものがあったわけでもなし、怪我もなしだけれども、改めてあの3.11と4.7の恐怖を思い起こさせるのでありました。

 ……ところで、4.7の余震って仙台以外ではそこまで被害とか出ていないのかな。
 こっちの方では4.7の仙台大停電は結構えらいこっちゃ状態だったのだけれども、他の地域の人に話すと「そんなのあったっけ?」っていう感じなんだよね。
 あのときはあのときで、部屋とか真っ暗になっちゃったし、明日どうしようとか思ったよ。


 天災は忘れた頃にやってくる。
 まだまだ震災の爪痕はたくさん残っているし、仕事で気仙沼とかに行けば否応がなしにそのリアルに直面するわけで、風化させちゃダメだって思った。
8月 29日 (水) ネタもないもんだ

 日記のネタとかブログのネタとか、日々捻出している人ってすごいなぁっていつも思うのです。
 食べたものを載せたり、趣味を綴ったり、読書の感想を書いたり、時事ネタを呟いてみたり、いずれにせよインプットがあってこそのアウトプットなわけで。
 会社と自宅を往復するだけだとそこまでネタも広がらないもので、家にいてやることがテレビ見たりネット見たりゲームやってたりすると最悪かも。

 別に日記を書くことは義務じゃないけどさ。


 ◇ ◇ ◇


 コミケ82で短編小説集「トラウマ・サーカス」を頒布するにあたって、頒布価格というものを設定したのだけれども、これがなかなか考えさせられるものだった。
 というのも、自分の作品に幾らの値がつけられるのか、ということは、自分ではわからない。
 利益を出そうとすればそれなりに高くなるだろうし、じゃあその高い値段っていくらなのかって、そんなのわからないさ。

 今や小説なんてネット上では無数に公開されているし、コンビニにでも行けばいくらでもプロ作家の作品を買えるし、その中でわざわざ浅葱つくみの作品をお金を出して買うだなんて、よく考えてみよう、100円だって高いんじゃないの?

 当初は100円を考えていたのだけれども、最終的に300円。
 この値段に行き着くまでに、何回か悩んだのだけれども、結果としてこの頒布価格は正解だったのかなって思う。
 タダってのは嫌だったし、100円だとそのまま読んでもらえない可能性があるし、「折角買ったんだし読もうかな……」と僅かでもそんな気持ちを起こせるような、そんなことを考えながら300円を設定しました。
 安すぎず高すぎず。周囲のサークルさんたちも、大体これぐらいの値段で頒布していたしね。


 他のサークルの値段設定もやはり小説は元が取れないってのは前提条件なのか、100円とか300円とか、赤字上等な感じのを多く見かけた気がする。
 別に儲けを得ようなんて考えていないけど、同人活動、お金かかるんですね。


 マジで。
 続けるには体力が必要だ。


 ◇ ◇ ◇


 部屋がどんどん汚くなっていくのは、物の置き場が決まっていないからだってどこかで読んだ気がする。
 確かにちゃんと片付けないとなぁ……と思いながらも、どこに片付ければいいのか悩んでしまうことが多い。ふむ……。

 一人暮らししたら、おしゃれな部屋を作ろうと思っていたのに、ちゃぶ台にノートパソコン置いて、座椅子に座ってパソコンに向かう日々。
 おいおい、これでいいのかよ。


 ベースがやたら場所を取っている気がしてならない今日この頃。
 アンプさんもどーんと鎮座なさっているしね。集合住宅だから、アンプからまともに音を出したこと無いけど。
 ご近所トラブル怖いじゃないか!
8月 28日 (火) 経験値

 仙台から車で数分も走れば自然が広がる。
 東京にいた頃には考えられもしなかったことなのだけれども、これが地方都市の特徴だと思うのです。

 仙台市内とは一言で言ってもその範囲はずいぶん広く、仙台市の繁華街国分町や光のページェントなど各種イベントが開かれる定禅寺通りのある青葉区なんてのは、中心街だけでなく郊外まで広々と広がっているのです。

 そういうこともあって、仕事で仙台市内を走り回るとなると山の方まで行かなければならないなんてこともよくある話。
 60歳過ぎのもう大先輩と一緒に郊外へと外出することもあるのです。

 そうなると仙台一筋で育ってきた方は本領発揮。
 自然とともに生きてきたこともあって、色々な山菜や植物や生き物を教えてくれるのです。

 恥ずかしながら東京生まれの東京育ち。
 生まれてから20年以上都会から出たことのない僕は知らないことばかりで、タラの芽とかアケビとか、初めて見た。
 目の前でアケビを口で割り、「これが甘いんだっちゃ」と教えてくれたりとか、仕事以外にも面白いことをたくさん教えてもらっているっちゃ。

 んだ。

 郊外へ行くと、様々な生き物が生息しているもので、すげぇでけぇ蛙見つけたりとか普通にキジが道路を渡っていたりとか、それだけでも物珍しい。
 しかし困ったこともあって、この季節、やつらがせっせと巣をあちこちに作っちゃったからタチが悪い。

 そう、スズメバチ。


 気がつくとブーン……なんて、近くをホバリングしていらっしゃったりして、それはもう勘弁して欲しいレベルで怖い。
 カチカチと威嚇してくるのホント怖い。

 本当に効くのかどうか怪しい対スズメバチ用スプレーと、気休め程度の軍手を装備してみたりするけれども戦ったことは一度もなし。
 もうね、スズメバチは人間より強いよ。間違いない。


 こっちに来てから、季節感を強く覚えるようになった気がする。
 自然がそばにあって、自然と共に生きるってことが、こんなに素敵なものだったとは。


 ◇ ◇ ◇


 どっせい!
8月 27日 (月) 今後

 コミケも終わって時間は経ってしまったのだけれども、これからの目標はなんなんですかっていうお話。

 前にも何度か日記に書いているのだけれども、現在秋の宅建試験に向けて猛勉強中だったりします。
 それと並行してってのもちょっとおかしいけれども、バンド活動も始めちゃったりしています。

 この二つが良い感じで今出来ている。

 会社では基本的にPCの前に座っていて、家に帰ってからも勉強机に向かって……ってなると、どうしてもなにかこう別のことがしたくなるんだよね。
 そんなときにベースを弾くってのが精神安定上良い感じで作用している気がする。

 そんなわけで、この二つで今は精一杯な感じがするので、おっしゃ次の同人誌即売会だ冬コミだ! っていう感じにはならなさそうです。
 それでも次の目標として、サンクリなり文学フリマなりコミケなり、同人誌即売会に参加したいものではあります。
 作品の構想も溜まってきているし、一気に吐き出したいですね。


 ◇ ◇ ◇


 バンド活動といえば、the HIATUSというバンドのコピーを始めたよ。
 ELLEGARDENの細美武士を中心とした、色々な豪華メンバーが揃ったバンドなのだけれどもこれがまたオシャレで格好良くて、是非やってみたいと人を集めていたら、ギター・キーボード・ドラムが揃ったのである。
 問題はヴォーカルなんだけどね……。

 大学生の頃、ちょこちょことバンドをやっていたのだけれども、その時以来のロックバンド。
 ちょっと前までやっていたジャズよりもやっぱりロックが僕は好き。

 ギターと即興で演奏したり、こんなフレーズ作ったよ、とベースぺきぺきしたり。
 前よりもレベルは上がったかなって思う。

 今後が楽しみですな。
8月 26日 (日) お疲れ様でした!

 ごめんなさい、コミケ終わってから随分時間が経っちゃった。
 久しぶりに日記更新と報告をば。

 コミックマーケット82、お疲れ様でした!
 僕、浅葱つくみもサークル「くらげいずむ」として、サークル参加して来たよ!

 

 新刊というか、これ一冊しかまだないけど思春期少女短編集「トラウマ・サーカス」を頒布!
 真木環さんの素敵なイラストが目を引く、魅力的な本が出来ました! わーわー。

 サークル入場ってのもはじめての経験で、まるで午後にコミケ入場するかのごとくスムーズに進んでいけるのは不思議なものですな。
 がらーんとして、ほとんど人のいない西エリアに入ると皆さんせっせと準備していらっしゃって、これまた新鮮な空気。
 ああ、これが祭りの前なのですな……とその場の雰囲気に酔い……なんて暇はなく、一時間少々で準備しないと始まっちゃうので自分のスペースに行って準備開始!

 周りのサークルさんたちが、ダンボールから本を取り出したり、敷布を引いたりしている中で、せっせとランチョンマットを敷いたりお皿を載せたり箸を置いたりしていたのは僕です。

 

 当日のレイアウトはこんな感じだよ。
 ホワイトボード大活躍。

 

 リアルタイムに情報が更新されていくサークルスペースにしたいなって思ったのと、アナログ感を出したいということでホワイトボードを用意。
 僕に絵心はないので、内容は99%サークルカットも描いてくれて売り子としても参加して下さった化猫さんにお願い。
 あとはiPadを立ててディスプレイにしたらオシャレかなーと思って、それも併用。ちょっとごちゃごちゃしたかもだけど、本も一冊しか無いし、どうせなら色々使ってみたいなって思った次第。
 二つとも一日中活躍してくれました。iPadはお客さんとの会話のきっかけにもなったしね。

 さてさて、目標は10冊頒布!


 ◇ ◇ ◇


 開場したらすぐに何人かのお客さんがやって来て、本を手にとって頂きました。
 最初にいきなり西エリアに来る人というのは、やはり小説を探しているということなのでしょうか。その中で4冊程度売れるという非常に幸先の良いスタート。
 それからしばらく、平穏な時間が続いてからは、ちらほらと大学時代の部活の後輩や先輩、友人、そしてネット上で知り合った方々など、知り合いの人たちが来てくださいました。

 きちんと挨拶出来なかったりと色々と反省するところもあるのだけれども、本当に来て下さったみなさんありがとうございます。
 自分の予想をはるかに上回る人々が来てくれまして、中には3冊購入なんていうサプライズも……はわはわ。
 おかげさまで目標を大きく上回る合計30冊頒布! 本当に本当に感謝です。

 あっという間の6時間。
 そういえばコミケに最後までいるのは初めてだなぁ、なんてことを思いました。


 ◇ ◇ ◇


 時間は遡り、コミケ前々日。
 東京の実家に戻っていた僕は焦っていた。

 何故かって、到着予定の同人誌が届かない。
 おかしいなと思って印刷所に電話すると、「もう届けましたよ、仙台に」という恐ろしい事実を聞かされることに。

 なんだってー!?

 で、どうしたかって、そのまま仙台まで戻って手で回収して戻ってくるかって、そんな事出来るんですかってやるしかないじゃないですかって。
 仙台の会社の先輩に電話で「こういう理由で大変困っているんですはわはわ」と頭を下げて(電話口だから頭下げているの見えないと思うけど)、なんとか仙台の家に届けられていた同人誌を回収して送ってもらうことに成功。

 もうね。
 一生頭上がらない。

 こういうところに笑いの神はいらないから。


 ◇ ◇ ◇


 振り返ると、今回のコミケはひじょーに多くの人に助けられたわけで、僕の力じゃ何も出来なかったし、ワガママに付き合ってもらったり、図々しかったり、そんなことの連続だったと思います。

 足を運んで下さった方々。
 両隣のサークルスペースの方々。
 印刷所の方々。
 応援して下さった方々。
 仙台から東京まで同人誌を送って下さった先輩。
 色々巻き込んでしまった家族。
 当日無理矢理売り子として付き合ってくれた化猫さん。
 そして素敵なイラストをつけて下さった真木環さん。

 皆さんのおかげで、成功を収められたのだと思います。
 全ての人に感謝します。
 これが、全て。


 <web拍手>

 ※コミケ前に頂いたweb拍手でございます。返信遅れてすみません。

 >その方を絶対に後悔させないような作品を書いたつもり。

 >>コミケで同人小説を手に取るような人は筋金入りの物好きだから、 最初からそのリスクは分かっている(もしくは度外視している)。ので、モウマンタイ。
 >>プロの小説家の小説だって読み手を後悔させることは間々ある訳だからねえ。
 >>でもasagi君の野心的なその台詞、良いと思うよ。
 >>自信がなくて過度に謙遜するより遥かに良い。
 >>是非読んだ人の感想をこのHPに載せて欲しいところだ。

 >>今さらだけど、新作以外の旧作三作はあんまり思春期少女っぽくないような気がするんだが、敢えて無難で薄味な話を選んだのかね?
 >>少なくとも本を買ってくれるような奇矯な読者は、君のえげつないほどの"理想"が込められた少女を期待して来ると思うんだが。
 >>つまり、asagi君の少女嗜好が嫌というほど伝わって来ないとさ。
 >>あ、それとも新作のほうをそういう濃ゆい系で固めたってことかね?

 筋金入りの物好き……そうかもしれませんね。
 感想は残念ながらまだ無いのですが、頂いたら許可をとって掲載したいものです。

 「思春期少女」というテーマなんですけれども、僕の少女嗜好とかそっちの方向よりも、「思春期少女」視点で描いた世界という方がメインなんですね。
 確かに「思春期少女」っぽくない感は否めないのですが、それはそれで浅葱つくみ入門作品として読んでもらえたらいいなぁなんて思ってました。

 新作は……今までよりちょっと攻めているかもですね。
8月 7日 (火) うだるような暑さの中

 「うだる」って表現、この季節になると使うけれども、「うだるような暑さ」以外の使い方がわからない。
 そもそも品詞もよくわからないし、どこで区切ればいいのかもよくわからない。
 「うだる」って動詞っぽいんだけどね。変換機能は、「茹だる」と変換してくれるので、まあ恐らくそういうことなんでしょう。

 ゆであがるような暑さってことかしら?


 ◇ ◇ ◇


 さて、コミケまで一週間を切って、色々と必要な物も買い揃えていよいよって段階。
 今週は明日から仕事で東京に行って、そのまま夢の5連休というゴールデンな日程なので、のんびりしたいところ。
 もっと言えば、コミケ前に日記が更新できるのが今日ぐらいってこと。

 あまりにも作品について触れていなかったので、ちょっと紹介。


 今回頒布する、短編小説集「トラウマ・サーカス」は、「思春期少女」をテーマにした作品群なのだけれども、これには理由があって「思春期」特有の行動とか言動とか思考とか、そういうものを書いてみたいって思いから作ってみたのだ。
 ある種、中二病的っていうか、なんというか。まあ利己的なところと利他的なところとの境界がぐちゃぐちゃになって、それが毎日繰り返されるようなそんな状態。

 で、何故少女かって。
 男にした場合、自分の身に覚えがありすぎたりするので、あえて異性にすることでこうファンタジーになるかな、みたいなそんなノリ。
 あと、少女のほうがウケがよさそうじゃないかって。

 ……これまでに「思春期少女」が関わってくる作品は何作か書いたのだけれども、それとはまた違ったアプローチもしてみたかったし、やったことのないこともやってみたかったし。

 そんなこんなでコミケに出よう、作品はないけどとりあえず申し込んでみよう……なところから書き始めて、「これだ!」っていう作品ができてあとはスイスイ……ってわけでなく、難産だったり完成したけどボツにしたり、で、結局旧作を3つも入れて完成したのが今回の作品。
 同人処女作、どうぞよろしくお願いします。
8月 2日 (木) きりきり

 お仕事上で、ちょっとばかりの難題を抱えていて苦しい毎日が続くのです。
 何にせよ思うのは、お金を動かすのは大変だってことで。

 営業トーク力とかはないけれども、資料作成は少し出来るつもりだから、それを駆使して丁寧に説得していくよ。


 ◇ ◇ ◇


 夏といえば、海? 山? いや、ホラーっしょ!(引きこもり的発想)

 和風ホラーゲームシリーズの「零」の新作がwiiで出たので購入してお楽しみしております。
 ヘッドホンを装着して部屋の電気を消してプレイが最強らしいけど、それはちょっと目に悪すぎるのでやめておきたい。

 僕自身ホラー耐性はワリとあるつもりで、モンスター系のホラーは全然平気(グロテスクなのはちょっと嫌かも)。
 でも怨霊系となればどうかといえば、それもまあ平気なんだけれども、モンスター系よりは怖いかもって思う。

 「零」の特徴は、敵が霊で何度でも無限に復活するところと、倒すためには写真を撮らないといけないというところ。
 この写真を撮るっていうシステム……ファインダーを覗いている間は視界も狭まるし、霊は自由自在に消えては現れるしで、ちょっと心臓に悪い。
 迫ってくる瞬間しかほとんどダメージを与えられないので、ギリギリまで我慢しなければならなかったりね。
 そんなこんなで、戦闘難易度が高くて苦労しまくり。主人公も最近のゲームみたいに飛んだりダッシュしたりなんていう高速アクション出来ないしね。
 シンプルゆえに難しい……。

 死亡するとセーブポイントからやり直しなんだけど、あまり見たくない種類のムービーを何度も見るハメになると嫌ね。
 歩いていると足元に〇〇が☓☓で一瞬雷に照らされて部屋全体が写って△△が□□で、☆☆が**な具合に##! なイベントを5回見た時にはさすがにうんざりしたよ。


 あと、マップを探検していると突然敵ではない霊が出現することもあってそれを撮影することで、霊コレクションを集めていくことが出来るのだ。
 これが一瞬たりとて気を抜けないシステムになっているのだけれども、さすがわかってらっしゃる。
 ほっとしたりすると出てくるのよね。突然後ろに立っていたりとかね。

 で、それを撮影すると、「隠れる男」とか「目の見えない女」とかその霊の特徴が表示されるのだけれども、これが腹筋に悪い。
 「何かを話す男」は、意味の分からないタイミングでツボにはまった。「(゚Д゚)ハァ? 何が面白いの?」って感じだけど。

 「何かを話す男」

 ジワジワ来るんだ。

 「何かを話す男」

 もう一度。

 「何かを話す男」


 ◇ ◇ ◇


 「零」の問題点は、プレイしているとどんどん気分が落ち込んでくることなんだよね。
 気分を高めるのには不向き。そりゃそうだっていう話だけど。

 テンションが高まるといえばベースを弾くこと。

 あと、最近こんなのも買ったよ。

 

 どーん!
 ウクレレ!

 いつも行く楽器屋さんでウクレレ欲しいんですけどーって言ってみたら、「浅葱さん、弦4本にこだわりでもあるんですか」とツッコまれた。
 それはいいとしてウクレレ。なかなか可愛い音がするし、簡単に弾けるし、何よりコードが奏でられる(ポイント)。

 ベースで単音奏でているのもいいけれど、たまには和音鳴らしたいんだよ。
 Amってどんな音だっけ、とか確認したいんだよ、たまには!

 安物なのでチューニングは狂いっぱなしだけど、それでもちゃんと音の鳴る可愛いやつ。
 弾き語りとか出来ないけど、3つのコードを弾くだけでそれなりに曲になるってのがいいですな。

 え、何でギターじゃないのかって?


 ……だって、お金かかりそうなんだもん。

戻る

HOME